「もう子供じゃいられない2」
原題 ZA DUZY NA BAIKI 2
英題 TOO OLD FOR FAIRY TALES 2
2024年 ポーランド
【Netflix】
母親の新しい恋人とひとつ屋根の下で過ごすことになったヴァルデク(マチエイ・カラシ)は、会ったことのない実の父親を見つけるため、タトラ山脈での大冒険に乗り出します
初めて会った父に期待されていると思わされ、裏切られ、傷つき、そして周囲にいる人に価値を見出され、愛されていることを知り、本当の家族を見つけたヴァルデクの成長が嬉しい作品
前話に続き、タフな大叔母さんやゲーム仲間たちも登場します
これは是非とも3を観たいものです
「ペトルーニャに祝福を」
原題 GOSPOD POSTOI,IMETO I E PETRUNIJA
英題 GOD EXSTS HER NAE IS PETRUNIJA
2019年 北マケドニア、ベルギー、スロベニア、クロアチア、フランス
【Amazon Prime Video】
北マケドニアの小さな町を舞台に、女人禁制の伝統儀式に参加してしまった女性が巻き込まれる騒動を、描いたドラマ
北マケドニアの小さな町、シュティプに暮らす32歳のペトルーニャ(ゾリツァ・ヌシェバ)は、美人でもなく、太めの体型で恋人もおらず、大学を出たのに仕事はウェイトレスのアルバイトしかありません
ある日、主義を曲げてのぞんだ面接でも、セクハラを受けたうえに不採用になってしまい、その帰り道、ペトルーニャは地元の伝統儀式に遭遇します
それは、司祭が川に投げ入れた十字架を男たちが追いかけ、手に入れた者には幸せが訪れるというものでした
ペトルーニャは思わず川に飛び込み十字架を手にするが、女人禁制の儀式に参加したことで男たちから猛反発を受けてしまい…
警察に拘留されるも自分が悪いことをしたとは思っていないペトルーニャと、伝統を守るべきという古い常識に凝り固まった警察署長、署内でただ一人ペトルーニャを気遣ってくれる警官ダルコ(ステファン・ブイシッチ)、全てを穏便に終わらせたい司祭(スアド・ベゴフスキ)、ペトルーニャの騒動を取材するジェンダー意識の強いジャーナリストのスラビツァ(ラビナ・ミテフスカ)らの動きから目が離せませんでした
性差別を題材にした風刺劇
諦めモードの人生を歩んでいたものの元来賢いペトルーニャは、ついに『答え』を見つけます
原題は「神は存在する、彼女の名はペトルーニャ」
大変面白く鑑賞しました
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