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小川未明「小川未明童話集」

2020年06月08日 | あ行の作家


新潮文庫
1951年11月 発行
2003年5月 79刷改版
2019年7月 91刷
解説 坪田譲治
243頁

25編を収録
ロマンティックな形の中に詩情のこめられたもの-6編
ロマンティックな形の中にヒューマニズム精神のこめられたもの-5編
ヒューマニズム精神が時代、社会、文明などの批判に向けられたもの-8編
ロマンティックを脱し現実の子どもを描くリアリズムに徹したもの-6編

「赤いろうそくと人魚」しか知らなかったので一気に25編も読めて満足
童話といいながらほとんどの作品が、かつては子どもだった大人へのメッセージです
大人になって忘れてしまったあの頃の瑞々しい感性を思い出させてくれます
しかし、内容によっては子どもに安易に勧めるのは止したほうがいいかもしれません

めでたしめでたし、で終わらなくても著者の慈愛に満ちた温かさを感じられる童話集でした


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