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おうち映画(日本)・犬部!/塁 かさね

2022年03月05日 | 映画(国内)
「犬部!」
2021年
【Amazon Prime Video】

原案 片野ゆか「北里大学獣医学部 犬部!」

青森県北里大学に実在した動物保護サークル「犬部」を題材に描いた青春ドラマ

子どもの頃から大の犬好きだった獣医学部生・花井颯太(林遣都)は目の前の命を救いたいという一途な思いで動物保護活動を続けてきました
ある日、心を閉ざした1匹の実験犬を救ったことをきっかけに動物保護サークル「犬部」を設立
同級生・柴咲涼介(中川大志)や秋田智彦(浅香航太)ら仲間たちと共に動物まみれの日々を過ごします
16年後、獣医師となっても熱心に保護活動を続けていた颯太が逮捕されたというニュースを見て、かつての犬部のメンバーたちが集まります

熱血獣医師として利益度外視で動物を診る日々を送る颯太
殺処分される保護動物を無くしたい一心で県の動物保護センターに勤務するもその苛酷な環境に心のバランスを失ってしまった涼介
父親の経営する動物病院に勤務し、自分の理想とはかけ離れた日々を送る智彦
彼らはあの頃の理想と情熱を取り戻すことが出来るのでしょうか

颯太の病院の唯一のスタッフ・深沢さと子(安藤玉恵)が熱血颯太をほどよく抑えていて良いです
獣医師として人としての颯太を見守る優しい姉といったところでしょうか

動物を巡る様々なエピソードを織り交ぜながら、動物の命と向き合うことの難しさ、大変さ、人間の甘さ、傲慢を教えてくれる作品でした
     


「塁 かさね」
2018年
【チャンネルNECO】

原作 松浦だるま(コミック)

キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅に導かれた2人の少女を主人公に美醜をめぐる人間の業を描きます

伝説の女優を母に持つ塁(芳根京子)は天才的な演技力を持ちながら顔に大きな傷がある自身の容姿に強いコンプレックスを抱きながら生きてきました
一方、舞台女優のニナ(土屋太鳳)は美貌に恵まれながらも花開かず、女優として大成することに異常な執念を募らせていました
ニナのマネージャー(浅野忠信)に導かれるように出会った塁とニナは互いの足りない部分を埋めたいという目的のため口紅の力を使って入れ替わることを決断します

土屋太鳳さんによる演技力のない女優
これは難しかったでしょうね~
終盤に向けて演技力を伴った立派な看板女優となっての演技
中身は芳根京子さんなのですが、演じているのは土屋太鳳さんで…
頭がこんがらかりそうでした(笑)
中身が土屋太鳳さんで外見は芳根京子さん、の演技も素晴らしい!

終盤の作中劇「サロメ」は圧巻
これで実際に公演できるのではないかと思うほどでした

浅野忠信演じるマネージャーの欲望により出会いを強いられた2人
土屋さんと芳根さんに加え、汚い大人役がぴったりの浅野さんも良かったです

霞んで見えたのはニナの憧れの俳優役の横山裕さんです
他に誰か出てくれる人はいなかったのかしら
霞んでいるというより邪魔でした
     

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