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おうち映画(日本)・メタモルフォーゼの縁側/かもめ食堂

2023年07月04日 | 映画(国内)
「メタモルフォーゼの縁側」
2022年
【日本映画専門チャンネル】

原作 鶴谷香央理

毎晩こっそりBL漫画を楽しんでいる17歳の女子高生・うらら(芦田愛菜)
夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人・雪(宮本信子)
ある日、うららがアルバイトをしている本屋に雪がやって来ます
BL漫画を手に取った雪は、初めての世界に驚きつつも、男子たちが繰り広げる恋物語に魅了されます
BL漫画の話題で意気投合したうららと雪は、雪の家の縁側で一緒に漫画を読んでは語り合うようになり、立場も年齢も超えて友情を育んでいきます

うららの夢、悩みに寄り添い応援してくれる雪
出しゃばり過ぎない、とってもチャーミングなお婆ちゃんです

色んなことが、とんとん拍子に上手くいかないところが良いです
でも、うららは螺旋階段を上るように少しずつ成長していくのです

芦田愛菜さん
何度も走るシーンが出てきます
その姿は美しいとはいえないけど、躍動感に溢れていて観ていて本当に気持ちが良いです
北欧の娘さんのところに行ってしまった雪と再会できる頃には、素敵な大人の女性になっていることでしょう

うららと雪の憧れの漫画家に古川琴音さん
2021年NHKの単発ドラマ「流行感冒」で女中さん役ながら重要な役回りだったのが思い出されます
あれよあれよという間に人気女優の仲間入りですね

うららの母親、幼馴染、雪の書道教室の生徒親子etc
主役も脇役も良かったです

『メタモルフォーゼ』とはドイツ語で変容、変身、転生、という意味とのこと
ナルホド

主題歌「これさえあれば」を歌うのは、うららと雪
小憎らしい演出です
     






「かもめ食堂」
2006年
【チャンネルNECO】

原作 群ようこ

フィンランドの首都ヘルシンキにある小さな食堂を舞台に3人の日本人女性が織りなす穏やかな日常を綴ります
日本人女性サチエ(小林聡美)はヘルシンキの街角に「かもめ食堂」という小さな食堂をオープンさせますが、閑古鳥が鳴く毎日
ひょんなことから日本人旅行客のミドリ(片桐はいり)と知り合い、店を手伝ってもらうことに
さらに、空港で荷物が行方不明になってしまっとたというマサコ(もたいまさこ)も度々来店するうち店を手伝うようになります
やがて、ゆる~い雰囲気、お洒落な佇まい、美味しいごはん、何気なく、さり気なく、食事に来る人の心とお腹を満たしてくれるかもめ食堂には個性豊かな人々が次から次へとやってくるようになるのでした

客が来なくてもいつもと同じように開店準備をし、来たら来たらで倒れるまでお酒を飲む困った客でも、留守中泥棒に入られても、何があっても動じない、何とかなるさ
心の広さと余裕を持ったサチエ=小林聡美さんの映画でした

特に個人的な理由で嬉しかったのは以下の3点です
ミドリのムーミンネタ「スナフキンとちびのミイは異父兄妹」と、マサコが街で買った洋服のブランドがマリメッコだったこと、かもめ食堂でイッタラの食器が使われていたこと


ずっと観たかった作品
20年弱前の作品で小林聡美さんが今より尖った感じがしましたが、それもまた良し^^

     







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