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多和田葉子「犬壻入り」

2021年01月12日 | た行の作家
講談社文庫
1998年10月 第1刷発行
2020年7月 第15刷発行
解説・与那嶺恵子
137頁

「ペルソナ」
外国人や移民が多く住むドイツの都市を舞台に文化的差異における異物=主人公の日本人女性、を扱った小説

「犬壻入り」
異物の存在=壻入りした犬、を見えない存在としてしまう共同体の強固さを描いた作品

難しいです
感覚では読めるのですがきちんと読み取るのは難しい
私の語彙力では感じたことをここで文章に著すことは出来そうもありません

与那嶺さんの解説より
多和田葉子の小説は様々なアレゴリーに満ち溢れている
しかしそこには日本語の言葉のシステムを捉え返し、規制の文学言語を突き崩そうとする強い磁場が流れている
既成の文学言語の仕組みを明示しながら、言葉に新しい生命を吹き込む
それは、あらゆる文学に対して革命的なマイナー文学(ドゥルーズ)に位置する立場である

だそうです(*_*)

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