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おうち映画(海外)を5本

2020年09月17日 | 映画(海外)
「ビリー・リンの永遠の一日」
原題 BILLY LYNN’S LONG HALFTIME WALK
2016年 アメリカ、イギリス、中国
【シネフィルWOWOW】

イラク戦争での活躍で思いかけず英雄と称えられる若き兵士・ビリー(ジョー・アルウィン)
一時帰国中に全米凱旋ツアーに駆り出されます
故郷で歓迎を受け再出兵を躊躇う気持ちが芽生える一方、自分が英雄として扱われることに違和感を抱き始めるビリー
戦地へ戻る前日、凱旋ツアー最大の目玉としてアメリカン・フットボールのハーフタイムイベントに招かれた彼は大歓声の中、度々戦地を回想します
PTSDになっているのか、なりかかっているのか、といったところでしょうか
生きるか死ぬかの極限の世界を体験してきた戦士たちをビジネスに利用しようとする者、表面だけで労りの言葉をかける者、心底心配する者、それぞれの思いとビリーたちとの微妙な心情の乖離が上手く描かれています
葛藤の末、戦地に戻る決断を下した戦士たち
「家(戦地のこと)、安全な場所に戻ろう」とホッとした表情を見せる彼らの姿がやるせなかったです
        



「アリス(1988)」
原題 ALICE
1988年 スイス、イギリス、ドイツ
【シネフィルWOWOW】

ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」を基に少女の夢と幻想の世界を実写と人形の合成で描きます

原作をきちんと読んだことがないのですが、こんなに不気味でゾッとする内容なのでしょうか
小さくなったアリス=人形は「チャイルド・プレイ」みたいで怖かったです
人形の顔のアップはあまり気持ちのよいものではありませんね
最後、夢から醒めたアリス、で尚不気味
感覚で観る作品と思えば良いのかしら
かなりの時間と労力を使って制作されたことでしょう
敬意を表します
でも二度と観たくないです(*_*)
        



「マイ・ハート、マイ・ラブ」
原題 PLAYING BY HEART
1999年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】

過去を乗り越えて生きようとする男女の姿を描く群像劇

この手の作品のお決まりで豪華俳優陣が出演しています
ショーン・コネリー&ジーナ・ローランズ
マデリーン・ストウー&デニス・クエイド
ジリアン・アンダーソン&ジョン・スチュワート
ライアン・フィリップ&アンジェリーナ・ジョリー
ジェイ・モーア&エレン・バースティン

各人の設定、名前を覚えるのに一苦労して、ようやく彼らそれぞれの人生が見えてきたと思ったら、最後になって、なんと!彼らは家族だった!?
離れていた時間を取り戻すかのように互いを理解し合いハッピーエンド
カンベンしてよ~、な作品でした
        



「ビール・ストリートの恋人たち」
原題 IF BEALE STREET COULD TALK
2018年 アメリカ
【スターチャンネル BS10】

原作 ジェームズ・ボールドウィン「ビール・ストリートに口あらば」

1970年代、ニューヨークのハーレム
19歳のティッシュ(キキ・レイン)は小さい頃から一緒に育ってきた22歳のファニー(ステファン・ジェームズ)と愛し合い彼の子を妊娠します
親の許しを得て結婚を決めた二人は新居を探したり幸せな日々を送っていましたが、ある日ファニーが身に覚えのない罪で逮捕されてしまいます
彼の無実を信じるティッシュと家族はファニーを助け出そうと奔走しますが…

黒人というだけで激しい差別が横行していた時代
白人警察官の冷たい瞳にゾッとします
ファニーが犯人だという被害者の証言は気に入らないファニーを陥れるために警官が言わせたものでした
何と救いのない社会でしょう
ビール・ストリートが証言することが出来たならファニーの無罪は火を見るより明らかなのに…

目新しさに欠けると思いながら観ていましたがラストに驚き、原題の意味を把握しました
ティッシュを支える母親を演じたレジーナ・キング
本作でアカデミー賞助演女優賞に輝いたのも納得の演技でした
        



「ザ・ウォーカー」
原題 THE BOOK OF ELI
2010年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】

あらゆる文明が崩壊した近未来の地球
イーライと名乗る男(デンゼル・ワシントン)は世界でたった1冊残った本を運び30年間、神の啓示に従いただひたすら西へ向かって旅をしていました
そんな彼の前に、その1冊の本を手に入れようとする独裁者カーネギー(ゲイリー・オールドマン)が立ちはだかります

デンゼル・ワシントンが主演ということで観てみましたが、本の内容が想像出来た段階で興醒めしてしまいました
最後で明らかになった本の設定も、それにしてはおかしいのではないかと思われるシーンが多くて、納得出来ませんでした
残念!
人によるでしょうが、日本人には理解しにくい作品と思いました
        



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