読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

おうち映画(日本)を5本

2021年02月20日 | 映画(国内)
「海を駆ける」
2018年
【日本映画専門チャンネル】

インドネシア、バンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男(ディーン・フジオカ)が発見されます
片言の日本語を話すことから、2004年のスマトラ島沖大地震後、NPO法人で災害復興の仕事をしている貴子(鶴田真由)の元に預けられます
海で発見されたことからインドネシア語で海を意味す「ラウ」と名付けられ、貴子、息子のタカシ(太賀)、日本から来た姪のサチコ(阿部純子)、タカシの友人、クリス(アディパティ・ドルケン)、イルマ(スカール・サリ)らでラウの身元捜しを手伝うこととなります
同時に描かれるのは、貴子の活動、何となく毎日を過ごしているタカシの変化、サチコがインドネシアにやってきた理由、彼女の心の開放、裕福だったイルマと貧しかったクリスが大地震の後で立場が変わってしまった理不尽さ
貴子たちの周囲で不可思議な現象を引き起こすラウの力は何を意味するのでしょう
生あるものはいつか必ず死を迎えます
それは、人知の及ばない何かに委ねられているのかもしれません
タイトル通り「海を駆ける」タカシ、サチコ、クリス、イルマが清々しく心に残る作品でした
      



「歓待1.1」
2013年
【日本映画専門チャンネル】

東京下町の一角で印刷屋を営みながら平穏な日常を送っていた小林家に、流れ者の男・加川(古舘寛治)が突然訪れ、そのまま居座ってしまうことで、それまでの平和な日常がかき乱されていくさまを描きます

まさか?!と思うけれどあり得る話にぞっとしました
ぞっとしたのは、加川のような男がもし自分のところに来たら、という不安と加川に対する小林夫妻の態度のリアルさに対してです
「淵に立つ」の原点とのこと
「淵に立つ」がシャープならこちらはまだ鈍らな感じですが、これでも十分グサリときます
自分は深田晃司監督作品が好きみたいです^^
      



「雪の華」
2019年
【チャンネルNECO】

中島美嘉のヒット曲「雪の華」をモチーフに描く病気で余命1年を宣告された平井美幸(中条あやみ)とガラス工芸家を目指す綿引悠輔(登坂広臣)のラブストーリー

美幸には両親が出会ったフィンランドの地でオーロラを見ることと、人生初めての恋をすることという2つの夢がありました
ベタなストーリー展開で美幸チャン夢が叶っておめでとう、な作品で巷の評価は散々ですが悪くなかったです
序盤は美幸の天然にイラっとするところもありましたが慣れてきたら純粋だしお涙頂戴じゃない強さもあって可愛らしく見えてきたし、何といってもフィンランドの街並みや自然風景が美しかったです!
最後に美幸が死んでしまって…じゃない終わり方も良いと思いました
      




「信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)」
2016年
【チャンネルNECO】

原作 石井あゆみ

小栗旬主演で実写化したTVドラマの劇場版
歴史が大嫌いな高校生サブロー(小栗旬)は、ひょんなことから戦国時代にタイムスリップしてしまいます
そこで自分そっくりの青年に出会いますが、その人物はなんと本物の織田信長でした
気弱になっている信長に頼まれ信長として生きることになってしまったサブローは、最初は逃げ腰でしたが戦の惨状を目の当たりにし平和な世を作りたいと決心
戦国時代を生き抜いていくうちに人々の支持を得るようになりやがて天下統一を目指し始めます

配下の武将たちを家康くん(濱田岳)、ミッチー(明智光秀・小栗旬)、つねちゃん(池田恒興・向井理)、猿くん(豊臣秀吉・山田孝之)などと呼び、現代若者の気風そのままに織田家をまとめていくのが痛快でした
明智光秀が実は本物の信長で、秀吉は幼少期に本物の信長に意味もなく村に火をつけられたことを恨んでおり光秀が誰であるかを知ったことで光秀=信長を利用して信長=サブローを殺害しようと計画
史実である本能寺の変や山崎の合戦への光秀、信長の位置付けに無理がなく(いや、タイムスリップそのものが無理なのですが)納得してしまいました
個人的には、歴史が嫌いで信長が本能寺の変で命を落とすことも知らなかったサブローに2005年からタイムスリップしてきた松永弾正(古田新太)が日本史の教科書を見せるシーンがウケました

異色の戦国時代劇
大変面白く楽しませていただきました
      




「新聞記者」
2019年
【日本映画専門チャンネル】

原案 望月衣塑子

医療系大学新設計画に関する極秘情報を元に、若き新聞記者(シム・ウンギョン)と内閣情報調査室に出向中のエリート官僚(松坂桃李)の対峙と葛藤をオリジナルストーリーで描き出します

アメリカ映画の「大統領の陰謀」「スポットライト」「ニュースの真相」みたいなのを期待したのですが、今の日本ではここまでが限界なのかしら
期待があっただけに残念感は大きいです
警察や検察内部を描くものは割と頑張っていると思うのですが対象が政府中枢部となるとまだまだかな

内閣情報調査室長・多田(田中哲司)の「日本の民主主義は形だけで良い」
無機質な部屋で無表情、無感情で語る多田の凄みにゾッとしました


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 02/17 三三・吉弥 ふたり会... | トップ | 02/20 名鉄電車沿線ハイキン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(国内)」カテゴリの最新記事