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おうち映画(海外)・山の郵便配達/プアン 友だちと呼ばせて

2024年06月20日 | 映画(海外)
「山の郵便配達」
原題 POSTMAN IN THE MOUNTAINS
2001年 中国
【Amazon Prime Video】

1980年代初頭
中国湖南省の山間地帯
郵便配達を長年勤め上げた男性は、後継ぎの息子に仕事を引き継ぐため、初めて一緒に旅に出ます
重い郵便袋を背に山道を辿り、幾つもの村を訪ねる2人
父は手紙を運ぶ責任の重さと仕事の誇りを静かに息子に伝えます
息子は、寡黙で留守がちな父に対して隔たりを感じていましたが、行く先々で人々の信頼を集める父の姿に接し、徐々に尊敬の念と仕事への責任感を深めていきます

2009年にNHKのドキュメンタリー番組「郵便配達 山里を行く~中国・雲南省の春~」を観ました
映画のパクリじゃないか、という報道があったような?
細かいところまでは覚えてないのですが確かに同じといってもいいくらいですね
でも、それはさておき本映画もテレビ番組も、父と息子の関係性、仕事への誠意など、普遍的なテーマを真正面から捉えており、ぐっと心惹かれる内容でした


なんと!
2016年に鑑賞済みだったことが判明
それで既視感が半端なかったのねぇ…
現在、一部山間部では無人機郵便配達が行われているとのこと
ですが、まだまだ人力に頼るらねばならない場所が大半なのでしょう







「プアン 友だちと呼ばせて」
原題 ONE FOR THE ROAD             
2021年 香港、タイ
【ムービープラス】

バンコクで暮らすウード(アイス・ナッタラット)は白血病で余命宣告を受け、数年ぶりにニューヨークでバーを経営する親友ボス(トー・タナポップ)に電話をかけます
ウードの願いは、人生の最後に元恋人たちを訪ねて、借りていたものを返し、連絡先を消去したいので旅の運転手になって欲しいというもの
カーステレオから流れる思いでの曲がかつて2人が親友だった頃の記憶をよみがえらせていきます
甘く悲しいセンチメンタルジャーニーになるのかと思いきや
合間に描かれるウードとボスの過去から、2人の負の部分が明らかになり、さらに旅が終りに近づいた頃、ウードはボスにある秘密を打ち明けます

年月と共に成長する彼らの人としての苦悩と変化が美しい風景と重なって印象深い作品に仕上がっています
ラストはちょっとウルっときてしまいました
好みです

ウードの元恋人の一人にオークベープ・チュティモン
「バッド・ジーニアス」「ハンガー」などで観て注目している女優さんですが、本作では脇役なのもあるけれど、つまらない役柄で残念でした
もうひと皮剥けた演技を観たいです




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