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おうち映画(日本)・やがて海へと届く/空に住む

2024年08月05日 | 映画(国内)
私にしては珍しく投稿期間が空きました
7月末が決算で仕事が忙しかったのと、やはりこの暑さですかねぇ
帰宅してから家事をこなすのが精いっぱいで本を読みながら、映画を観ながら寝落ちしてばかりでした

今週末でようやく気力が戻ってきたのでまた投稿を続ける予定です
よろしくお願いします

さて
中断していた
岸井ゆきのさん出演作シリーズ再開です

「やがて海へと届く」
2022年
【Amazon Prime Video】

引っ込み思案で自分を上手く出すことができない真奈(岸井ゆきの)は、大学入学時に自由奔放でミステリアスなすみれ(浜辺美波)と出会います
2人は親友になりますが、すみれは一人旅に出たまま突然姿を消してしまい…
すみれがいなくなってから5年
すみれの不在を未だに受け入れることが出来ずにいる真奈は、すみれを亡き者として扱う周囲に反感を抱いています
ある日、真奈はすみれのかつての恋人である遠野(杉野亮亮)から彼女のビデオカメラを受け取ります
カメラに残されていたのは、真奈とすみれが過ごした時間と、真奈が知らなかったすみれの秘密でした
真奈はもう一度すみれと向き合うため、すみれが最後に旅した地へと向かいます

冒頭に流れるアニメーションからは、この作品の意図するところは分かりません

苦手な浜辺美波さんだけれど岸井ゆきのさんが出演ということで鑑賞
すみれのいかにも秘密を抱えています、な雰囲気、嘘っぽい笑顔、上から目線の態度、相手の戸惑いやイラつきを知りながら知らないふりをする
あ~っ、やっぱ無理
でも岸井さんは観たいので最後まで鑑賞しました

物語が進み、すみれは東日本大震災の津波で行方不明になっていたことが分かります
周囲がすみれのことを諦めようとしているのが我慢ならない真奈
現地に赴き、津波で親族、知人を喪った人々のインタビューの場に遭遇します
悲しみを胸に抱えながら前に進もうとする人々の声を聞いた真奈は何を思うのでしょう
すみれを思い続け、忘れないと意固地になっていた真奈は、生きている者が亡き人に寄り添うことの難しさに戸惑いながら海を見つめ続けます
この物語をどのように終わらせるのか…
場面は突然アニメーションに切り替わり、すみれの命が尽きたことがはっきりと描かれます

冒頭とラストのアニメーションが効いていました
上手いですねー








「空に住む」
2020年
【Amazon Prime Video】

原作 小竹正人

郊外の小さな出版社に勤める直実(多部未華子)は、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦(鶴見辰吾、美村理江)の計らいでタワーマンションの高層階で暮らし始めます
長年の相棒である黒猫ハルや気心の知れた職場の仲間に囲まれながらも喪失感を抱えて過ごす毎日
そんなある日、同じマンションに住む人気俳優・時戸(岩田剛典)と出会い、彼との夢のような逢瀬に溺れていく直実は仕事と人生、そして愛の狭間で揺れ動きます

両親の死を認めてはいるものの泣けないでいる直実
少しずつ現実を受け容れ、覚悟のある女性に変化していきます
時戸との逢瀬は、岩田剛典さんでなければもっと説得力があったようにも思いますけど、必要ではありました
多部ちゃんがこんな演技もできる女優さんに成長されていて嬉しかったです

そして本作を鑑賞した一番の理由である岸井ゆきのさん
直実の職場での後輩・愛子役です
年上の作家の子を宿しながら、別の若い男性と結婚するという、肝っ玉のでかい(と言ってよいのか?)女性です
彼女も本当は心が空っぽなんですね
見事でした

もう一人、叔母の小早川明日子を演じた美村理江さんも怖いくらい空っぽの女性を見事に表現していました

直実の勤める出版社は郊外の古い平屋の一軒家で叔父夫婦から用意されたお洒落なタワマンとは対極にある建物です
やはり人は地面に近い場所で暮らすのが本来の姿かな、なんて思いました





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