最近
BS、CS以外にもNetflixやAmazonプライムビデオで映画やドラマを観るようになったのでタイトルの表現を変えました
映画館ではなく家で観賞した作品の紹介という点では変わりありません♪
「ターミナル」
原題 THE TERMINAL
2004年 アメリカ
【シネフィルWOWOW】
東ヨーロッパの小国からニューヨークのJFK空港に着いたナボルスキー(トム・ハンクス)は、祖国で起きたクーデターのためパスポートが無効になり入国を拒否されます
しかし、どうしてもニューヨークで果たさねばならないある誓いのため、入国を目指して空港内に住みつき、様々な人と出会っていくのでした
スピルバーグ監督とトム・ハンクスの顔合わせということで期待して観ました
期待し過ぎたのがいけなかったのか…
良作には違いありませんが“普通”という印象でした
「私が、生きる肌」
原題 LA PIE QUE HABITO
英題 THE SKIN I LIVE IN
2011年 スペイン
【シネフィルWOWOW】
最愛の妻を亡くし禁断の実験に没頭する形成外科医と数奇な運命をたどるヒロインの姿を描きます
画期的な人工皮膚の開発に執念を燃やす形成外科医ロベル(アントニオ・バンデラス)は非業の死を遂げた妻を救えるはずだった完璧な肌を創造することを夢見ています
良心の呵責や倫理観も失ったロベルはひとりの女性(エレナ・アナヤ)を監禁して実験台にし、妻そっくりの美女を作り上げていきます
想像していたのとは違う展開に驚きました
医学倫理や葛藤、愛情物語かと思いきや
ホラー、スリラー、ミステリー
江戸川乱歩か横溝正史か
美の隣にある醜
怖い~~~
インパクトのある作品でした
「神なるオオカミ」
原題 狼图腾
英題 WOLF TOTEM
2015年 中国、フランス
【シネフィルWOWOW】
文化大革命期の1967年、内モンゴルに下放された知識人の青年が、地元の民が神と崇めるオオカミについて多くを学び、魅了され、赤ん坊のオオカミを保護し飼いならそうとします
大自然の中で気高く生きるオオカミと彼らと向き合い続ける地元の民や主人公を描いたドラマ
ドキュメンタリーを見ているような動物たちの動き、大自然の美しさ、恐ろしさに魅了されました
と同時に命の尊さ、自然と向き合って生きることの厳しさについても考えさせられました
「嘆きのピエタ」
原題 PIETA
2012年 韓国
【シネフィルWOWOW】
債務者に重傷を負わせその保険金で借金を返済させる非情な取立て屋ガンド(イ・ジョンソン)
親の顔も知らず30年間天涯孤独に生きてきた彼の前に、母親と名乗るミソン(チョ・ミンス)が突然現れます
当初は邪険に扱うガンドでしたが、ひたすら謝罪を繰り返し愛情を注ぐ彼女を次第に母親として受容れていきます
ところが、取立て屋から足を洗い、まともに生きようとした矢先、ミソンが姿を消してしまいます
親の愛を知らず育った男の悲しい物語でした
ミソンが「ガンドも可哀相」と号泣するのがせめてもの救いでしょうか
最後、ガンドのとった行動に驚き
バックに流れる歌の悲しいことといったら…
韓国映画は重い…且つ忘れられない作品ばかりです
「ブラジルから来た少年」
原題 THE BOYS FROM BRAZIL
1978年 イギリス、アメリカ
【BSプライム】
第二次大戦中、アウシュビッツ収容所で死の天使と恐れられた遺伝学者ジョセフ・メンゲレ(グレゴリー・ペック)
彼は各地に潜伏中のナチス残党と共に、65歳の公務員94人を殺害するという奇妙な計画を企てます
ナチス残党を追跡していたリーバーマン(ローレンス・オリヴィエ)はこの事件を追ううちにメンゲレらの恐るべき本当の狙いを知ります
ナチス残党のあれこれは今だ話題に事欠きませんが、本作のようなことも実際にやっていそうで怖かったです
ラスト、ブラジルから来た少年の微笑みの空恐ろしいことといったら…
十数年前、私も観ましたが、期待の割にはごく普通でしたね。
インパクトと言う意味では、『ブラジルから来た少年』の方が、ありました。
ブラジルから来た少年は恐ろしい話でしたね。始めのうちに捕らえられた雑用係りみたいだった少年、瞳が青くなっていたのが怖かったです。