★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『20世紀少年-最終章- ぼくらの旗』

2009年09月21日 | 映画鑑賞記
昨日、見てきました~。
映画『20世紀少年-最終章- ぼくらの旗』。
という訳で、今日は、その感想を♪

原作漫画は未読のまま、シリーズ1から映画だけで楽しんできました。
ついに、結末ということで、前売りまで買って、すごく楽しみにしていましたです。

最終章というだけあって、結構長い作品でして。
まあ、頭に、第一章と第二章のダイジェストが入った・・・というのもありますが、2時間半以上あったのですよね~。
なので、16時半に上映開始で、終了時刻が19:20となってて。それを見たときは、
「すげっ! なんて長い映画なんだっっっ!!!???」
と思ったのですが。

すごく楽しんで見ていたので、全然、長さを感じませんでした、私(^^;

ハイ、めっちゃ、面白かったです~、楽しみましたvvv


と言うわけで。

2015年。
「ともだち」の復活、そして、殺人ウイルスの悲劇から3年後・・・。
2017年は、「ともだち歴3年」となっていました。

殺人ウイルスにより、世界的に人口は激減。
東京の周りには、高い壁が建設され、地方とは分断されていました。
そして、人々の生活や行動範囲は、いろいろな制限を受け、壁の中に入れてもらえない人達が難民化したり・・・と、不自然で不条理な抑圧された世界になっていました。

そんな、「壁」を乗り越えて、東京に侵入する男が二人。
オッチョと、彼と共に刑務所を脱獄した漫画家・角田。

壁を越えた二人が目にした東京は・・・。
まるで、1960年代を復刻したような街並み。
そして、空には、「ともだち」からのメッセージを流す飛行船。

「皆さん、8月20日正午、地球は宇宙人に滅ぼされ、人類は滅亡します。私を信じ、私と共にある人だけが、生き残ることが出来ます・・・」

と。

東京に潜入したオッチョは、ヨシツネが結成した「ゲンジ一派」や、カンナが結成した、より過激なテロ集団「氷の女王一派」が、「ともだち」に抵抗していることを知ります。
そんな時、17年前・・・血の大晦日で死んだと思われていたケンジが生きているという事実を掴むオッチョ。
彼は、カンナに接触し、武装蜂起を止めようと説得するのでした。

そして、刻一刻と8月20日は近付いてきます。

終焉への演出を着々と用意する「ともだち」。
「ともだち」の暴挙を阻止しようとする、オッチョやヨシツネ、ユキジなど「原っぱのメンバー」達とカンナ。
そして、生きていたケンジが動き出し・・・・・・・。

果たして、人類滅亡を描いた「ともだち」のシナリオは、実行されるのか?
そして、「ともだち」の正体とは・・・?


すごいスピード展開でしたが、退屈することなく、最後まで楽しめましたです~っ。
っていうか、わたし的には、第二章が、長い割にイマイチ物語に展開がなくって、「・・・・・(--;」だったのですよね。
でも、第三章にあたる今作は、最終章ということだけあって、サクサク話が進み、いろいろ急展開で面白かったです。

漫画みたいなお話ですが、まあ、原作は漫画だし(^^)b
良かったのではないでしょうかp(^^)q

っていうか!!
「ともだち」の正体!!!!

アレって、原作読んでなくて、映画だけの私でしたが・・・映像とかをちゃんと見ていたら、推理できたのかな・・・?と思い。推理出来なかったのが残念!

つか、そもそも。
第一章の詳細をすっかり忘れていたので(ヲイ;)、お面を取って、「あの人」が出てきたとき。
一瞬、「この人、誰だったっけ???」と思ってしまったがな・・・orz
でも、私の近くに座っていた人達は、「ともだち」の顔が出てきたとき、
「ええええぇぇぇぇぇ!!!!!!」
って思わず声を出していらっしゃったのですよね。
・・・良いなぁ、私も、驚きたかった・・・。「この人、誰だったっけ?」が゜真っ先に浮かんだなんて・・・情けない・・・。
せめて、鑑賞前に、第一章と第二章のパンフレットを読み直しておくべきでしたね(><)

でもでも。
そのトリックは面白かったです。

帰宅後、ネットで知ったのですが。
「ともだち」の正体に関しては、映画は原作とは違うのだそうです。
原作だと、素直に、「あの人」が「ともだち」の正体ですが、映画の場合、「あの人」と思わせておいて、それがまた別人・・・という二重トリックになっていましたものね。
でも、こういう二重トリック好きですよ~。

っていうか。
公式サイトやパンフレットを見てみると。
彼らが子供時代・・・1960年代の「原っぱのメンバー」の写真が載っているのですよ。
そのメンバーを一人一人を見てみると。

た・し・か・に!!!!!!

居ないのですよね、子供時代のあの人は!
そして、同窓会のシーンでの台詞、寄せ書きのひと言など。
第一章をしっかり見ていたら、「あの人」の正体がおかしい・・・と気付いていたのかもしれませんね~。
そして、第二章の過去のシーンなども、ね(^^)b

でも、今回のトリックにもなった、子供の頃のエピソードは・・・なかなかムゴイと思いました。
子供って、純粋な分、残酷な部分もあるからな・・・。
なんか、現実にもそういうこと在りそうで・・・怖いというか胸が痛むというか。
哀しくなったよ。
「ともだち」は、辛かったんだよね・・・。
まあ、だからと言って、大量殺人して良い理由にはならないけど。
でも、切ない。
彼は、子供の頃の哀しい体験により、悪い意味で、子供の心をもったまま大人になってしまったんだよね。


そうそう。
この映画、エンドロールの後に、まだ十分程度のエピソードがあり、そこで、少し「救い」を感じます。良いラストエピソードだったと思います。

そういえば、エンドロールの時、かなり、早い段階で某俳優さん(ネタバレになるから言えない)の名前が出てきて。
「アレ? この人、出てきてたっけ??」
と思ったのですが。
なるほど、エンドロール後のエピソードに出てきていたのですね。
重要な役です(^^)b

でも、ホント、二重トリックとか、面白かったです。よくまとまっていたなぁと。

最終章にふさわしい、面白い結末でした。