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整備が進む首都圏の道路:環状第2号線は晴海、豊洲方向へ延伸へ

2014年07月08日 08時00分00秒 | 都市の時代と、東京


環状第2号線、正式名称「東京都市計画道路幹線街路環状第2号線」は、東京都江東区有明2丁目から港区新橋、新宿区四谷を経由し千代田区神田佐久間町1丁目に至る都市計画道路です。

神田佐久間町から反時計回りに水道橋、四ツ谷駅前を経由して虎ノ門までの約8キロの区間は「外堀通り」として既に供用中であり、有明と豊洲を結ぶ約1キロの区間も開通しています。現在整備されているのは、その間となる豊洲と虎ノ門を結ぶ約5キロの区間です。

都心部と晴海・豊洲地区を結ぶ大動脈の役割が期待される
現在、東京都心部と晴海や豊洲地区を結ぶ通りは「晴海通り」しか存在しないのが現状です。1990年代までは晴海地区や豊洲地区は工場街や倉庫街、造船所や空き地だらけの埋立地でしかなかったので、特に問題は生じていませんでした。しかし、現在の豊洲地区や晴海地区は高層タワーマンションや、オフィスビル街の副都心機能が高くなってきていて、晴海通りの交通渋滞が激しくなってきています。

環状第2号線の虎ノ門~豊洲間が開通することによって、晴海通りの渋滞緩和が期待されます。また、環状第2号線は2020年に開催される東京オリンピックの際の輸送インフラとしても期待されています。晴海ふ頭内には選手村が整備され、豊洲や有明地区は競技会場が集中して整備されることになるからです。

新橋~虎ノ門間は、2014年3月末に開通
2014年(平成26年)3月29日に新橋-虎ノ門間は地上街路部とあわせて開通しました。地下トンネルの名称は「築地虎ノ門トンネル」となっていて、トンネル上部には複合施設「虎ノ門ヒルズ」の高層ビルが建っています。地上区間の虎ノ門~新橋間には「新虎通り」の愛称が付けられています。築地虎ノ門トンネルの新橋出入り口-築地間の工事は現在も続けられています。



東京都都市整備局のページから拝借した環状第2号線の路線図の全景地図です。神田佐久間町から反時計回りに虎ノ門(特許庁前交差点)までの区間は「外堀通り」として供用中です。

汐留-虎ノ門間は、2003年(平成15年)に事業化され、2005年(平成17年)に着工されました。築地から汐留交差点を経て国道1号までの区間は地下トンネル「築地虎ノ門トンネル」であり、国道1号交点から外堀通り交点までは平面交差の形態となっています。

築地虎ノ門トンネルの東側坑口(築地側)から現在の築地市場付近で地上に出て、隅田川を橋梁で渡って晴海ふ頭へ至る構造となっています。この区間は2015年に開通する予定だったのですが、遅れています。2020年の東京オリンピック開催までには開通することになると思います。




虎ノ門~豊洲間の縦断面図です。虎ノ門から築地までの都心部のオフィスビル街の中は「築地虎ノ門トンネル」によって地価区間を通ります。途中で新橋出入り口と汐留出入り口が設置されます。築地市場跡地周辺から東側は地上区間となり、隅田川には(仮称)隅田川橋梁、晴海運河には豊洲大橋が架橋されます。

「羽田空港から新宿まで20分」、3環状道路整備にめど 五輪で変わる東京(4)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK04024_U4A300C1000000/?df=4

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