緑には、東京しかない

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11月の霞が関:虎ノ門交差点から財務省前まで PART2

2013年11月02日 11時15分02秒 | 皇居周辺・城西


霞が関の中央省庁街の中に建っている「日本郵便株式会社」本社ビル前を通り過ぎていきます。2007年10月の郵政事業民営化を経て郵便局株式会社が発足し、その後の2012年10月には郵便事業株式会社を吸収合併し、社名を日本郵便株式会社に改称しました。




日本郵便の総本山と言えば東京駅丸の内駅前広場に面しているJPタワーのイメージが強いですが、郵便局やかんぽ生命、ゆうちょ銀行などを統括している持ち株会社としての「日本郵便株式会社」の本拠地はここ霞が関なのです。…というより、旧郵政省本庁舎ビルとして使われていた建物です。




霞が関コモンゲートの高層階と旧文部省庁舎に入居している「文部科学省」、以前は「文部省」と称していたのですが、2001年(平成13年)1月の中央省庁再編によって、科学技術庁と統合されて文部科学省が発足しました。




文部科学省は世間一般的に言われている学校教育全般のみならず、教育、科学技術、学術、文化、および健常者スポーツ(障害者スポーツは厚生労働省管轄)の振興に関する事項を扱っています。




財務省庁舎が見えてきました。財務省庁舎の建物の脇を通っている「汐見坂」と言う名前の坂を通って、国会議事堂方面へ向かいます。




日本郵便本社ビル前から撮影した旧文部省庁舎です。午前中の東側から差してくる直射日光によって、黄土色のレンガ壁が光り輝いていました。




同じく、霞が関コモンゲートのツインタワーを見上げて撮影しました。今後は、ここ霞が関の中央省庁街でも高層化を伴う再開発工事が進むのかもしれません。低層階に中央省庁が入居し、高層階には民間企業が入居する方式になっていくのでしょうか。




日本郵便本社ビルの北側に建っているのが「経済産業省本庁舎」の高層ビルです。2001年1月の中央省庁再編に伴い、経済産業省に名称変更されました。2011年3月11日の東日本大震災以降、原発行政の有無を巡って急速に存在感が増してきている中央省庁です。




3月11日以降、全国ニュースに頻繁に見かけることが多かった「原子力安全・保安院」ですが、2012年9月には原子力規制委員会設置法の施行により、原子力安全に関する事務が環境省に移管されました。また原子力安全・保安院(資源エネルギー庁)は廃止され、組織は原子力規制委員会(環境省)に移行しています。




桜田通り(国道1号線)を挟んで、経済産業省の向かい側に建っているのが「財務省」です。日本という経済大国の年間の予算や決算を扱う「最強官庁」にふさわしい組織です。




レンガ壁が美しい旧文部省庁舎と、立派な高層ビルに生まれ変わった文部科学省、重厚感のある高層ビルの経済産業省や日本郵便本社ビルと比較すると、この財務省庁舎は意外と質素なデザインです。




財務省の仕事の一つに「予算編成」というものがあります。税収などの限られた歳入の中から、どの省庁のどういった活動・政策に幾らの「お金」を使うのかを決めるプロセスが「予算編成」です。財務省の担当部署である「主計局」は、この予算編成を担当しています。いわば、日本政府として実施すべき政策の優先順位づけを金銭面から行う役割を担っている部署なのです。




日本という国の運営は「予算」がなければどうにも動かなくなりますので、財務省の官僚の人たちの責任は大変重大です。「主計局」の官僚の人たちは、東京大学法学部などを卒業したエリート中のエリートの人たちが多く在籍しているのだそうです。




財務省本庁舎の正面玄関をズームで撮影しました。テレビの全国ニュースなどで、金融関係の問題などが報じられる際には、この正面玄関がよく写りますね。この日は休日だったので、正面玄関の扉は固く閉ざされていました。




東京地下鉄日比谷線、千代田線、丸ノ内線の霞が関駅前にやってきました。1995年(平成7年)の地下鉄サリン事件の現場になったことで有名ですね。




桜田通り(国道1号線)と国会通りが交差している「霞が関二丁目交差点」に到着しました。ここから国会議事堂へ向かって丘陵地帯の地形が広がっており、「汐見坂」と言う名前の坂が西方向(国会議事堂方向)へ伸びています。



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