2014年2月第4週。4回目の環境クラブのテーマは【ダンプサイトツアー】。
現場体験を重視する環境クラブ、初の野外授業。
先週みんなでペイントした古タイヤをピックアップトラックに載せ、いざダンプサイトへ!
ポンペイ島唯一の公共廃棄物処分場。ここは24時間市民のごみの持ち込みが可能であり、分別の仕組みがないポンペイでは、あらゆる種類のごみがここに捨てられる。一日に持ち込まれるごみの量、2012年に先輩隊員とEPAスタッフが行った調査によると1日13.8tのごみが持ち込まれれている。焼却処理はコスト、炉のメンテナンスの問題などから導入はされておらず、ただ捨てられ、積み上げられていくだけの処理である。
さて、授業の始まりである。
「キヲツケ!レイ!」
「オネガイシマス!」
まず子ども達は現場で看板を見ながら説明を受けた。これは2013年6月にJICAの技術協力により実施された改善工事の概要である(詳しくは過去のブログ)。
この説明に当たったのが、EPAのスタッフ、チャールスである。彼はこの改善工事が実施された後に、「ここに小学生を連れてきて、環境教育をしたい。そして、木と花を植えて、将来ここが閉鎖されたときに憩いの場になるようにしたい」と語っていた(上記ブログ参照)。その彼のアイディアがついにここに実現したわけである。
サイトの中に入り、さらに説明を受ける子供たち。
説明の後は、ダンプサイト正面入り口に移動。
一人一本持ってきた花、木をダンプサイトのスタッフが用意してくれた花壇に植えていく。
そして、持ってきた古タイヤに土を入れ、
タイヤにクラブの名前と日付をペイント。
植樹したのはレモンの木。早ければ6、7年で実をつけるらしい。
チーム、オオミネ。
チーム、コロニア。
なお、この訪問の様子は地元新聞カセレーリエ新聞にも掲載された。
ダンプサイトの前を通るたびに、子供たちが自分たちが学んだを思い出してくれればと思う。そして、10年後、20年後に大きくなった木を見て自分たちがしたことを誇りに思ってくれればと思う。
24年度2次隊 浜川喬弘
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます