恵理の日記帳

平凡な日々の中で、ささやかな出来事を書いています。

家族

2007-12-31 23:04:36 | Weblog
悠々自適な毎日を送り、好きなお酒を好きな人達と飲み交わし、ビールを御茶代わりに畑仕事に精を出していた

77歳の誕生日まで「病気知らず」で、薬のお世話にもなったことのない父でした。

急に体調を崩し、痛みを訴えて不安がる父を皆で見守りました。

検査結果が出るまでに、救急外来に連れて行ったこともありました。

入院が決まって、主治医から「家族の方にお話があります」とナースステーションに呼ばれた時には胸がつぶれそうになりました!
(説明を聞きながら、涙をこらえました)

11/13~12/11の入院中には、私は毎日仕事を終えてから通いました♪

退院してからは、風邪を引かせないようにと部屋を温かくして家族全員で見守りました。
母は朝晩の湯たんぽ交換と御粥作り・私は投薬と御飯の世話・家人はお手洗いの世話と深夜の看病

ひとりで入浴なども行っていた父が、次第に体力がなくなって・・・通院時の化学療法後には殆ど寝たきりになってしまいました。

それでも「正月を自宅で迎えさせたい」と、必死になって皆で努力しました!

不安がる父の手を握って、話し相手になっていた家人達・・・
食欲の無い父に、絶え間なく大好きなアイスクリームをひとくちずつ食べさせました。

仕事から帰る家人を待ちわびて「早く顔をみたい」と呟いていた父でした。

私の姿が見えないと「OOちゃ~ん!」と大声で呼びました。

この二十日間は、本当に長い長い!中身のある!充実した日々でした



今(23時半)隣のお寺から除夜の鐘が・・・

父は病室(広い四人部屋)で、どうしているのでしょうか(?)
勿論、眠っていることでしょうね

食欲もない上に嘔吐があり「自宅介護が限界だ」と無念に思いながら、深夜に救急外来に連れて行きました。

点滴をしたまま朝を迎え、そのまま入院となってしまいました。

うつろな目で、父は何を思っていたのでしょう!?

新しい主治医が「また食べられるようにしてあげますよ」と静かに仰ってくださったのが、せめてもの救いです!

自宅に帰って、父の寝ていたベットを見た途端に何とも言えない寂しさが込み上げてきました。

父が病気でなかったら、最後の最後まで自宅で看たいと思っていました。

元気になって、もう1度自宅に帰ってきてね



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4 コメント

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新しい年に (夢子)
2008-01-01 00:27:50
えりさんへ
新しい年になりました。
えりさんブログを今読ませていただき
大変は1年だったんですね。
おとうさまも同じ除夜の鐘を聞きながら
新しい年に希望をいだいておられるでしょうね。
早く自宅に帰れるようになるといいですね。

こちらは寒い日になりました。

今年もよろしくお願いします。
いつもブログ見させていただいていますよ。
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新年 (ネコ)
2008-01-01 10:59:31
毎日グログを見せてもらっています。
えりさん今年もよろしくお願いいたします。
お父様早く自宅に帰れますように。
寒いですのでお体は大事にしてくださいね。
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夢子さんへ・・ (えり)
2008-01-01 12:07:57
新年を迎えて・・おめでとうございます!
今年もどうぞ宜しくおねがいします!

本当に幸多き、喜びの1年となりますように願っています。
返信する
ネコさんへ・・ (えり)
2008-01-01 12:10:01
ありがとうございます!

父もきっと「どうしてこんなことに?」と思っていると思います。
元気になって自宅に帰れるようにと、希望を捨てないで頑張ります!
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