歯歯歯日記

歯科医院の仕事の傍ら、感動した・印象に残った出来事、歯の知識そしてワンちゃんのことなどそこはかとなく書き綴っています

歯と心臓の関係

2014年01月30日 | 歯歯歯豆知識

昨年、以下のような研究発表がありました。参考にしてみてください。

 

定期的な歯のクリーニングは心臓発作リスクを低減させる

歯のクリーニングのために定期的に歯科を受診する人は心臓発作(心筋梗塞)や脳卒中のリスクが低い可能性が新しい研究で示唆され、

米オーランドで開催された米国心臓協会(AHA)年次集会で報告された。

台湾、台北永民総病院(Veterans General Hospital-Taipei)心臓病科のEmily (Zu-Yin)


Chen博士らは、心臓障害および脳卒中の罹患歴のない10万人以上を平均7年間追跡調査した。

その結果、2年間にわたり年2回以上歯科医または歯科衛生士によるスケーリング(歯石除去)やクリーニングを受けている人は

歯科を全く受診しないか2年に1回しか受診しない人に比べて、心臓発作リスクが24%、脳卒中リスクが13%低かった。

同氏は「心疾患および脳卒中の予防効果は、年1回以上スケーリングをしていた被験者でより顕著であった。

専門家によるクリーニングは、炎症を引き起こし、心疾患または脳卒中の発症につながる可能性のある細菌の増殖を抑えると思われる」と述べている。

Chen氏らによれば、今回の研究では体重や喫煙、人種など心筋梗塞および脳卒中のその他のリスクファクター(危険因子)を説明しておらず、

情報ソースとして用いた台湾全民健康保険(NHI)データベースは含まれていないという。

また、歯周病と心血管疾患リスクとの関連性を検討したスウェーデンの別のタイプの研究では、歯の数の少なさ、および歯の根元周辺での感染数の多さが、

うっ血性心不全や心臓発作のリスク増大につながることが示されている。学会で発表された研究は、

ピアレビューを受けて医学誌に発表されるまで予備的なものとみなすべきである。

(HealthDay
News 11月13日)

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勝田マラソン応援しました。

2014年01月27日 | 日記

 

昨日は恒例『勝田マラソン』が行われました。

昔は2/11でしたが、現在1月の最後の日曜日になり,

ますます参加者が増えているようです。

フルマラソン、10キロと応援している内に知り合いの方が逆に手を振ってくれて

シャッターチャンスを逃す結果になってしまいましたが、アーティーくんと応援しました。

フルマラソン帰りのランナーが思わずアーティーに抱きつくハプニングも。

お互いに癒されて、まんざらでもなくうれしそうなアーティーでした。

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CTの被爆線量

2014年01月19日 | 歯歯歯豆知識

 

 

歯科分野でもCTが必需の時代になってまいりました。

CTも大変安価なものから高価なものまでありますが

ポイントは画像がどれだけ鮮明にうつるか?

そして、時代的に被爆線量を最小限にとどめるか?

これがCT選びに大切なこととなっております。

上の表からわかるように、歯科用のCTの被ばく量は大変少ないものです。

それでも自然から受ける放射能の被ばく量を考えて、当院では

現在国内で販売されているCTのなかで最も被ばく線量の少ないものを使用しております。

医科用となると、1回の胸部のCTの被ばく量は(一人当たり)一年間に自然放射による被ばくの実に3倍近く。

 

このようにカウントしてみると検査だけでも被ばく量がかさんでいることがわかります。

自分でどのようなCT検査を受けたか?カウントしてみるのも被ばく量の目安として役に立ちますね。

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スイトピーのかおり

2014年01月16日 | 日記

 

待合室がとってもいい香り。

芳香剤を置いたわけでもないのに、花の香りです。

今週は、つまようじの材料になるという『青もじ』やチューリップ、ガーベラ

ハランが飾られていますが、スイトピーの香りのようです。

こんなにスイトピーって香りが強かったかな?

外は寒いけれど、待合室は華やかです!

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活性化?

2014年01月13日 | 歯歯歯豆知識

最近の歯周病に対する国民意識は20年前に比べると倍増しており

定期検診やPMTC、歯周病治療をすすんで行う人がたいへん増えているようです。

しかしながら一方で放置状態の人や若くても歯周病のリスクを抱えているという意識が

ない方も見られます。

昨年の学会報告によると、この歯周病が大変な事態を引き起こす可能性があることが

指摘されました。

お口の中には多くの種類の細菌がおりますが、HIV保菌者が歯周病にかかっている場合、

ウィルスを活性化させるというデータが報告されています。

先進国の中で唯一エイズが増加傾向にあるわが日本。あらゆる面からエイズ予防・不活性化

に努めてゆきたいものです。

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