今では骨粗鬆症というと、「老人性、閉経性のものがあり骨折しやすい」
そのような認識があると思います。
現在、日本の骨粗鬆症患者は約1200万人いると推定されています。
そのなかで治療を受けているのは、わずか200万人ほどです。
そして、老人の骨粗鬆症のよる大腿骨骨折は数万件に上り、
「寝たきり老人」
の主原因にもなっているといわれています。
骨粗鬆症を認識できるレントゲンといいますと、
前述しましたように
大腿骨骨頭部、背骨・腰椎の骨折が最も多いため、
整形外科等での撮影で初めて実感するケースがほとんどです。
それでは、歯の分野で骨粗鬆症を発見できる方法はないだろうか?
そんな試みが1990年代から始まっております。
このようなレントゲンをご覧になった事がありませんか?
下あごの骨の特に外側(基底部骨)は炎症の影響を受けにくいといわれています。
よって、骨粗鬆症のスクリーニングに十分使用できる可能性があります。
歯医者さんに行き、こんな画像を見たら、どの程度骨の厚みがあるか、
ご自分で確認するのも一つの予防指針になりますね。
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