歯歯歯日記

歯科医院の仕事の傍ら、感動した・印象に残った出来事、歯の知識そしてワンちゃんのことなどそこはかとなく書き綴っています

酸蝕歯をみてみよう 

2010年08月27日 | 歯歯歯豆知識



『酸蝕症』について以前お話しましたね。
今日は実際どのようになってしまうのか?見てみましょう



虫歯菌が出す酸によって溶かされて出来るのが虫歯。

『酸蝕症』とは、酸性の食べ物や飲み物によってはが溶けていく現象です

身近にある食べ物の例をとってみますと、
酢・炭酸・果物・スポーツドリンク・ジュース類など、口にしている飲み物のほとんどが
酸性PH4前後とのデータが出ています。

このように、強い酸のものを食しても、お口の中は唾液の力によって、
中性に戻る作用があります。
しかし、これにも限界があります。

長時間酸性の食べ物に触れる・触れる頻度が高いと、再石灰化はすすまず、脱灰(歯が溶ける)が進んでしまいます



若いから大丈夫!!・・・そんな事はありません。
次の例を見てみましょう。




スポーツドリンクによる、お子様の急性虫歯が
問題となりましたが、スポーツの際いつもスポーツドリンクを
常用していた方にこのような症状が見られます。
スポーツドリンクのあとは、水で口をすすぐような心がけが
大切です。




最後に、健康のために飲んでいた『酢』で酸蝕症になってしまったかたの症例です。



酢は確かによいものですが、強強酸です。
かならず、何度もうがいをして中和するように努めましょう。
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