ノウゼンカズラ

わが院の入り口には見上げるほどの大きさのノウゼンカズラが寄生しています。
寄生？そう，寄生です。
実はこの木、生い茂っていると正体が分かりませんが棕櫚の木に寄生して、屋根の高さまでもはびこっているのです。

根元を見れば一目瞭然。直径は棕櫚の木のわずか3分の1程度です。
霜の降りる時期になると棕櫚本来の姿を現し、春を迎えれば仮の姿となって青々と茂り夏になればオレンジ色のみごとな花を咲かせます。

ふだん緑の眺めが心地よい庭側の診療台ですが、この季節駐車場側のノウゼンカヅラに眺め主導権を奪われます。

先日、ぜひとも株分けしてほしいという患者さんが現れました。
やっぱり・・わたしのすきなノウゼンカヅラ観てくれる方もいるのね・・大変うれしくなりました。

毎年、冬の時期には駐車場入り口の花壇に水仙が咲き乱れます。
ご希望によっては株分けをしております。

緑と花のある空間は、心も痛みも癒してくれる麻酔薬のよう、癒しですね。