「先生、超音波って歯医者でもつかうんですか?」
先日、患者さんに質問されてハッとしました。
普段、当然のように使用している超音波ですが、意外と患者さんは歯科領域で頻繁に使用されていることを
しりません。
では、どのような治療に使用されているのか、列挙してみましょう。
もっとも一般的に使用されているのが「歯石除去」の超音波スケーラーです。
歯石をとる際に甲高い音のするあの道具・・・といえばみなさん一度は経験があるでしょう。
(痛いイメージの強い超音波スケーラーですが今ではエアースケーラーという軽い除去機械もあります)
外科領域・・・・抜歯・骨切り・腫瘍や嚢胞の剥離や除去・骨の平坦化・骨切除
そしてインプラント手術
根の治療や歯周病治療・予防歯科にも使用しています。
治療と限らず、歯科器具の洗浄にも大活躍です。セメントや硬化剤を多用する歯科業界において
いまでは、機械的に除去する超音波は、なくてはならない必須アイテムとなっています。
歯科矯正や歯科技工でも超音波による切削は応用されています。
術者にとってはもちろんのこと、
患者サイドにも痛みの緩和・時間の短縮・予後の向上・手術技術の向上を期待することができ
ここ10年で急激に需要が高まっています。
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