先週の患者さんのお話し
『今年も喪中が多くて、年賀状もださずじまい。
年とともに、だんだんと周りから友達が減っていくのがとてもむなしいのよね。
こうやって話をするのも、病院・歯医者ぐらいよ。いつお迎えが来るんだか・・・。』
こんな話を聞くと、こちらも大変神妙な気分なる
『そんなことないですよ。まだまだ前向きに生きましょう』というのもなんだし、
『お若いんだから…。』というのもしらじらしく失礼だし。
それとなく世間話で元気づけ、
『この歯ならまだまだおいしいものがたくさん食べられそうですよ。次回定期検診では、またどこへ旅行に行ってきたのかお話し聞かせてくださいね。』
こう言ってお別れした
お掃除にやってくるおばさんにこの話をした。
『私の年でも、同じこと考えるもの。もっと年配のかたはそりゃ~切実よ。
どうせなら、私は誰の世話にもならずピンピンころりと、ある日突然あの世に逝きたいもんだわ~』
そうおっしゃった
Oh my God!
ピンピンころりと逝くほうはいいかもしれない
しかし、残されたほうはたまったものじゃない
なんせ、周りの人間にはそんな心構えができていないのだ。
経験者は語る
経験者は、わ・た・し
常日頃、ピンピンころりを望んでいた母はわずか53歳でこの世を去った
ピンピンころりを望んでいたのも事実であるが、実は、不治の病といわれるもので命を落とすことに大変な恐怖感を抱いていたという裏面もある。
『どうせ死ぬのなら、だれにも迷惑かけずコロっと死にたいわ~~』
まさにその通り、交通事故であっけなく死んでしまった。
そして、だれも死に際には間に合わなかった。
迷惑をかけないだと~~~~~家族・親族が声をあげて叫び、泣いたのを覚えている。
それからが大変だった。
事業・父・祖母・家事・お金の面まで全てを牛耳っていた母の代役をこなすのは・・・。
そうじのおばちゃんに、その話をした
やはり理想はピンピンころりを望んでいるが、残された家族を思うとやはり複雑だそうだ。
あらかじめ、周囲にはなんども言い聞かせて自分の死後の計画をたてておくそうだ。
そのために、いつ死んでも悔いがないように好きなことをし、好きな食べ物を食べて日々暮らしていきたいそう。
『だから入れ歯の手入れは毎晩怠らないの』
最後におばちゃんはそう言った
な~るほど
はじめまして! はまなす様の紹介で
こちらの サイトとブログを知りました
励まし方 とっても歯医者さんらしく
具体的で素敵でしたぁ!
突然の若い死・・・・・「全てを牛耳っていた母」
ドキッ!!
私も 牛耳ってるほうなので dannaに いろいろ教えておかなくては(笑)
楽しくて タメになる
こちらのサイトとブログ
時々拝見させてくださいね
はまなすさんには、と~ってもお世話になっております。
みかげさんも、牛耳っておられるほうですか?
そのほうが、家庭安泰ですよね
またご訪問お待ちしております。
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