ををっ！ブルース若いぞおお「ダイ・ハード」

こばーわ。
4作目は観るか観ないか（ネタが違うだけでやってることは同じだなーんってので）ビミョーですが。
1作目「のみ」大好きです。2作目は大味すぎ、3作目は観てません。
一見、ばかすか撃ち合うばかりと思われるアクションものですが、うまくうまく張り巡らされた伏線の数々にはうまい！とうならされまくり。

マクレーンがはだしになるくだり、奥さんが思わず家族写真を伏せる、あれやこれやが上手いんだなー。それから、犯人たちが、良くテロリストと書かれてますが実は「テロリストを装った強盗軍団」なので、そこんとこよろぴく。
撮影はおっとと、「トゥームレイダー２」監督！（「スピード」とかあったけどさ）のヤン・デ・ボン氏だしね、時代を感じるな。
アメリカ映画初登場のアラン・リックマン氏の憎憎しい演技、上手い！

ちょうどアメリカ社会でも女性が家庭と仕事の両立に進出し始めた時期でもあり、まぁ日本企業に鉄槌を下すっていう犯人たちの建前は動機として弱すぎるんだけども、それも時代を映してていいな。
だけど狙うなら銀行狙えばいいのにね、債権なんかでいいのかなぁ？現金のほうが楽じゃね？とか（笑）。
当時はまだ携帯も、ネットとかも全然無い時代で、マクレーンが警官と連絡を取るのがトランシーバーだったような。
「羊たちの沈黙」なんかも当然そうなんだけど、ネットと携帯あるのと無いのとほんと違いますよね。「２４」はツール最大限利用の大手って感じ。それもまたよしです。

当時のブルースは「こちらブルームーン探偵社」で人気はあったけど、二枚目半なイメージだったのが、これでいきなりアクションヒーローになってびっくり！でした。しかもおっさんなのに。て。すみません。
「なんでオレが」とぶつぶつ言いながら、剛腕バリバリで戦いまくり、しっかりハンスの偽装演技も見破る賢さ、危機一髪でブラフをかます豪胆さ、面白い。
閉鎖された中で使えるだけの力を使いまくって戦うマクレーン、かこいー。

点数かせぎに奔走する警察上部、えらそうばっかりのFBI、ネタゲットで上に立とうとするTV局のさもありなんな動きもいい。

第九をうまく使った音楽も良し。
アクション映画に「知力」を持ち込んだ快作、イピカイエー♪（ッテドユイミ？）