「ジェーン・エア」初日二回目鑑賞。

前売りうんぬん、窓口対応に不満ありありだったけど行きましたよ、券買ったんだもん。
二回目12：45からの回を昨日観ましたが、ほぼ満席でした。シニアな方々も多く、さすが英文学原作。

映画は、端正な感じだと思いました。ジェーン大人になってから出て来てるし、時間軸も大胆だったので、えって感じもありましたが、これはこれで。
なんせ長い話だし。

ミア・ワシコウスカちゃんは、地味顔がジェーンにぴったり。美人じゃないっていう設定の役だから女優さんを選ぶけども、ミアちゃんはまあ美人というより、個性的だし、でもいい感じなんですよ顔立ちが。
あんまりアクが強くても困っちゃうし。
若いけどしっかりやってたと思います。　豪訛りをヨークシャ訛りに矯正？したとか。ふふ。
お化粧も殆ど無い感じが許せる若さっていいですねえー、ぴかぴかだよ。　そして、コルセットで絞めつけたウエストがほっそいほそい。内臓あります？ってくらい。
苦しくないわけはないだろうな。キーラちゃんだってパイレーツで苦しそう＆息が詰まって気を失って海に転落というとんでも事件になってたもんね。
コスプレするにはコルセットは避けて通れないね。

子供時代のジェーン、特に学校時代をもっと観たかったけど、まあしょうがないか。ヘレンとの友情とかね。うー可哀想。

言うことぁしっかり言う、あの時代に自分をしっかり持っていたっていうのが大したもんだよなと。今では自立してしっかりしている女性なんて当たり前になりましたが、19世紀（だよね）では辛かっただろう。
不機嫌顔（失礼）なミアちゃんだけど、しっかり芯のあるところが出て居て良かったと思います。

そしてロチェスター役のマイケル・ファスベンダーさんが良い良い♪　気難しくて世話の焼ける男なんだけど、ひねくれてるけど根はいい人。かまってちゃんなのよ。
もー、ファス夫ったら、もっと年行ってるのかと思ったらラミンさんより1年上なだけかよ！　老けてるっていうか、老成？じゃあステリオース！だったときってやっとこ30とかだったのか？わけー。
そんなもんか。ちょっとオデコ心配だけど、まぁだいじょびかな。
細マッチョぶりは健在、いい感じなんだわ。　アクション、コスプレもの、文芸もの、セクシー系、コミック映画化、ＳＦとなんでもござれだなあ。いいぞ。
「プロメテウス」では金髪になってるようだな。ふむふむ。
楽しみざます。

そしてロチェスターさんちの家政婦頭の電池さま、あ、いや、デンチさま。こんなところに？って感じだけどこれまたいいんだ。デンチ様大活躍よ。
去年のパイレーツにちょりっと出てたのが可愛かったんだよね。そこだけ楽しかった。
今回もまたいい具合の出方で。そういや日本にもちらっといらしてたのよね？アルプに載ってたぞい。

映画は、ロケも良く、蝋燭の光だけで撮影したんだろうなっていう暗くて、でもきれいな画面で素敵でした。
ジェイミー・ベル君も見れて嬉しかった。大人になってました（笑）。

きっちり折り目正しい、良い映画だったと思います。