懸念材料多々ありましたが、良い舞台でした。ほっ。
わたしはロンドンオリジナル版（最初の）が好きなので、ゴテゴテな豪版はなんだかなー、なんですが、回り舞台と上下するセットで観たことが無いようなスタイルで面白かったです。
橋みたいなのが出てくる（キャットウォークといえばいいか）んですが、これは「オペラ座の怪人」の地下へと向かう階段を意識してるかなーーーとか。
ファンタズマの雰囲気がなんとも異様な感じで面白かった。片がってるんですよね、わざと。
くるっと回るとバーとか、楽屋とかね。
ファントム市村さんは、遠目には「オペラ座の怪人」と変わらなく見える。なんせ鉄板な背中、すごい姿勢がいいし、動きもきびきびしているし、手の先まで行き渡る神経、歌も「市村節」ではあるんだけど、これはこれで個性だし、まぁよく声出ますな。ラミンさんにはそりゃ声量とかが及ばないけど、歌も演技もすべて自分の中に取り込んでみせる役者力がすごかったです。
元気ありあまってる感もある、熱いファントムでした。
濱田さんクリスは、初の姫役じゃないか？ マダムらしく美しく、歌もお見事でした、裏声すごい鍛えられたとか、いやー素晴らしい。
濱田さんは地声の人なので裏声は無理かと思ってましたが、すごく良かった。さすがに最後はちょっと伸びが少な目でしたが、問題なし。
複雑な大人の事情を呑み込んだクリス、良かった。
ラウルはいいとこ無い役で気の毒、声がちょっとガラガラしていてチンピラぽく見えるぞよ。
でも、グスタフのおもちゃを蹴飛ばさなかった演出は良かった。
てかさー、完全に負け犬野郎ですよねラウル、ケンカに勝って試合に負けてた風な前作、クリスと結婚したはいいが、スターになった嫁に引け目を感じてギャンブルってどうよ、使えねえ。
貴族の家が傾くほどのとんでも負けが込み、嫁の稼ぎに頼るくせに貴族だから威張ってるし。おいおいお前が働けよ。
ま、ラストはいい感じなのでいいけどさ。
ツレさんマダムジリー、声がきつそうですが、まあ貫禄でOK。そこまでブラックじゃなかったので良かったよね。かつて1幕のラストを観た時、こりゃーどこまでも黒くなってそうだと思ったけど。
彩吹さんメグ。可愛かったです、ダンスも歌も演技もうまい、宝塚時代を知らないのですが、高音も高く伸びるし、滑舌がいいし、可愛い中のお疲れ感というか、やさぐれ感が哀れで良かった。
全体の歌詞もわかりやすく、英語から逸脱せず、歌い手のことにも配慮した歌詞だったと思います。
グスタフは、えるクンでしが、すげえ歌上手い。子供なのにすごいなあ。。。
しかしさあ、ファントムも無意識なんだろうけど、クリスとメグに差をつけすぎよね。マダムとメグにすげえ世話になってて、それは返してるんだよ彼なりに。ファンタズマで日に5回もショーやって、マダムは振り付け指導、メグは一応主演。
だが、Only for youもBathing beautyも、ファントムがこんなもん書くかよっていう場末感ありありなチープなメロディで。オペラ座でバレエダンサーだったメグバカにしてんの？というか、場所柄そういうものしか受けなかったんだろうね。見世物小屋とかについてる劇場なんてさ。
それでもメグはファントムに褒めてもらいたくて努力しておるのだよ、ってそこらへんも痛い。メグそんなすげえキャラだったのかい。
ってのはもう4年くらい前に観終わってる話だけどさ。
アメリカでの土地とか建物とか興行権とかのために枕営業までしちゃったメグ、おっかさんは止めなかったのかい。
もっと痛いのはそういうことをファントムはぜーんぜん知りもしなかったという。まあ、彼はげーじつ家なのでねえ。
そんな場末のショーガールでもがんばるメグ、だーがーーーー、ファントム先生は神々しいまでに美しい歌をクリスのために書き下ろしておったのだよ。
ってかそれがLove Never Diesなんだけどさ、これがまたありえない美しい歌で、そこんとこよろしくなんだけど、差がありすぎてそりゃあメグじゃなくたって観客のあたしだって「そりゃねえわ、グレるよメグ」と思うよ。
この美しい音楽が判る人どうしのつながりってことなんだよね、ファントムとクリスはね。うんうんそれもわかるよ。
ビューティフルなのさ。
ってことでグレたメグはグスタフさらって海に突き落としてやろうかと思うが、思いとどまって自殺しようと銃を取り出すもファントムに説得される。だけんどファントム先生も配慮ないからさ、ダイヤモンドは光が当たらないと輝かない、クリスティーヌとは違うんだとか余計なこと言ってメグぶちきれて引き金引いてしまってあじゃー、なわけ。
ミュージカルって瀕死の人なかなか死なないよね、エポニーヌとか。クリスもいっぱい歌って死にました。
なんてこった、でも誰か死なないと収まらないわよね。
で、ラウルの借金は返済してやったのかファントム先生。 なんて話をその後してたらガックシだが。
満員御礼でしたよぉう。
わたしはロンドンオリジナル版（最初の）が好きなので、ゴテゴテな豪版はなんだかなー、なんですが、回り舞台と上下するセットで観たことが無いようなスタイルで面白かったです。
橋みたいなのが出てくる（キャットウォークといえばいいか）んですが、これは「オペラ座の怪人」の地下へと向かう階段を意識してるかなーーーとか。
ファンタズマの雰囲気がなんとも異様な感じで面白かった。片がってるんですよね、わざと。
くるっと回るとバーとか、楽屋とかね。
ファントム市村さんは、遠目には「オペラ座の怪人」と変わらなく見える。なんせ鉄板な背中、すごい姿勢がいいし、動きもきびきびしているし、手の先まで行き渡る神経、歌も「市村節」ではあるんだけど、これはこれで個性だし、まぁよく声出ますな。ラミンさんにはそりゃ声量とかが及ばないけど、歌も演技もすべて自分の中に取り込んでみせる役者力がすごかったです。
元気ありあまってる感もある、熱いファントムでした。
濱田さんクリスは、初の姫役じゃないか？ マダムらしく美しく、歌もお見事でした、裏声すごい鍛えられたとか、いやー素晴らしい。
濱田さんは地声の人なので裏声は無理かと思ってましたが、すごく良かった。さすがに最後はちょっと伸びが少な目でしたが、問題なし。
複雑な大人の事情を呑み込んだクリス、良かった。
ラウルはいいとこ無い役で気の毒、声がちょっとガラガラしていてチンピラぽく見えるぞよ。
でも、グスタフのおもちゃを蹴飛ばさなかった演出は良かった。
てかさー、完全に負け犬野郎ですよねラウル、ケンカに勝って試合に負けてた風な前作、クリスと結婚したはいいが、スターになった嫁に引け目を感じてギャンブルってどうよ、使えねえ。
貴族の家が傾くほどのとんでも負けが込み、嫁の稼ぎに頼るくせに貴族だから威張ってるし。おいおいお前が働けよ。
ま、ラストはいい感じなのでいいけどさ。
ツレさんマダムジリー、声がきつそうですが、まあ貫禄でOK。そこまでブラックじゃなかったので良かったよね。かつて1幕のラストを観た時、こりゃーどこまでも黒くなってそうだと思ったけど。
彩吹さんメグ。可愛かったです、ダンスも歌も演技もうまい、宝塚時代を知らないのですが、高音も高く伸びるし、滑舌がいいし、可愛い中のお疲れ感というか、やさぐれ感が哀れで良かった。
全体の歌詞もわかりやすく、英語から逸脱せず、歌い手のことにも配慮した歌詞だったと思います。
グスタフは、えるクンでしが、すげえ歌上手い。子供なのにすごいなあ。。。
しかしさあ、ファントムも無意識なんだろうけど、クリスとメグに差をつけすぎよね。マダムとメグにすげえ世話になってて、それは返してるんだよ彼なりに。ファンタズマで日に5回もショーやって、マダムは振り付け指導、メグは一応主演。
だが、Only for youもBathing beautyも、ファントムがこんなもん書くかよっていう場末感ありありなチープなメロディで。オペラ座でバレエダンサーだったメグバカにしてんの？というか、場所柄そういうものしか受けなかったんだろうね。見世物小屋とかについてる劇場なんてさ。
それでもメグはファントムに褒めてもらいたくて努力しておるのだよ、ってそこらへんも痛い。メグそんなすげえキャラだったのかい。
ってのはもう4年くらい前に観終わってる話だけどさ。
アメリカでの土地とか建物とか興行権とかのために枕営業までしちゃったメグ、おっかさんは止めなかったのかい。
もっと痛いのはそういうことをファントムはぜーんぜん知りもしなかったという。まあ、彼はげーじつ家なのでねえ。
そんな場末のショーガールでもがんばるメグ、だーがーーーー、ファントム先生は神々しいまでに美しい歌をクリスのために書き下ろしておったのだよ。
ってかそれがLove Never Diesなんだけどさ、これがまたありえない美しい歌で、そこんとこよろしくなんだけど、差がありすぎてそりゃあメグじゃなくたって観客のあたしだって「そりゃねえわ、グレるよメグ」と思うよ。
この美しい音楽が判る人どうしのつながりってことなんだよね、ファントムとクリスはね。うんうんそれもわかるよ。
ビューティフルなのさ。
ってことでグレたメグはグスタフさらって海に突き落としてやろうかと思うが、思いとどまって自殺しようと銃を取り出すもファントムに説得される。だけんどファントム先生も配慮ないからさ、ダイヤモンドは光が当たらないと輝かない、クリスティーヌとは違うんだとか余計なこと言ってメグぶちきれて引き金引いてしまってあじゃー、なわけ。
ミュージカルって瀕死の人なかなか死なないよね、エポニーヌとか。クリスもいっぱい歌って死にました。
なんてこった、でも誰か死なないと収まらないわよね。
で、ラウルの借金は返済してやったのかファントム先生。 なんて話をその後してたらガックシだが。
満員御礼でしたよぉう。
でもチケット取れなかったので＞＜。
masayoさんのブログやっぱ面白いです♪