語ろう! 宝塚とかジョジョとかガッチャマンとか。

まさかのここに来てヅカオタ状態、日々叫んでおります、ほかにジョジョ、初代ガッチャマン等好きです。
管理人 Masayo

「レ・ミゼラブル」東京凱旋公演 11月6日

2013-11-10 23:10:27 | Musical
やっとこさ取れた、東宝でことごとく外れ、最後の最後でローソンで取れた。
R列で遠かったけどさ。
なんだっつうんだよまったくぶうぶう。ってか満員だししょうがないか。。。

ヴァルジャン 吉原光夫
ジャヴェール 福井晶一
マリウス   山崎育三郎
コゼット   磯貝レイナ
ファンティーヌ 和音美桜
エポニーヌ  平野 綾
テナルディエ KENTARO
マダム・テナルディエ 森 久美子
アンジョルラス 杉山有大


レミゼ、新演出。
ご覧になったかたも多いと思いますので、ぽつぽつと気が付いたところ。

まんず、回り舞台がありませんね。本当は盆と言うらしいですが、なんか盆がねーとか言うと、知ったかぶってる感ありありなので、ふつうに回り舞台と書きます。
確か、2つあったんだよね、オリジナルは。外と内で。
歩いてる効果とか、バリケードが回転してアンジョルラスの遺体が見えたりとかあった。

それがありません。

無くても問題無いか?うーん、どうだろう。けっこうな速度で回ってたんだよね、あれ、だからすっごいせっせか歩いてる感があったことは確かだが。

映画版は新演出を参考にしたらしいともどっかで読んだような気がする。
ガレー船みたいなのを囚人が漕いでるところ。オーヴァチュアがずしんと来なかったような?
おお、映画みたいだのーと思いつつ。ヴァルジャンも丸刈りだ。

歌がえらいはっきり聞こえる、滑舌? マイク?(おいおい)

ヴァルジャンは、パン一個で19年っていうのでお怒りモード、脱獄の罪で年数加算なんだけどさ。
で、けっこう理不尽だってことで怒りに燃えてて、仮釈放中の道で子供の小銭取り上げたかなんか、すさんでる。実際そうなんだけどさ。
一生懸命労働したのに半額しかもらえなくて大ゲンカだし、怒れるヴァルジャンですな。
吉原さん、劇団四季出身者。体も大きく声も良かった、声がビブラートかかりがちだけど、ちゃんと(ここ大事)歌えてるし。どっしりした感じがいいと思いました。

福井さんジャヴェールも良かったなあー、がっしりしてて、歌も素晴らしい。
ジャヴェールは、前は髪の毛結んでましたが、新版は短い。

アンサンブルもとってもよくそろっていて、日本もここまでうまくまとまるようになったのかーと感心。

ミュージカルなんですけど、もちろん、演技の部分がリアルになっていたように思いました。うまく言えないんだけど、そう感じた。より自然な中に歌も共生しているというか。
実際細かく比べられたらうんと違う印象になっているのかもですが、かつてオリジナルに出演した方で今回も続投の方は、違いに戸惑ったりしたのかもしれませんね。
以前のものが染みついていたら、それを忘れてやってくれとか言われたかもだし。

司祭さまがほっそりした人でした。あ、あと、たいまつとかろうそくが本物。これはびっくり。消防法クリアか。
でも本物って嬉しいな。捕まってもヴァルジャン怒っていたような。うむ。

改心→市長なヴァルジャンは変わらないかな。ジャヴェールが意外といやらしくない?

衣装も細かいところで変わってましたね。色がはっきりした感じもあり、基本線は変わってないけど。
ファンティーヌは髪が濃い色のような気がした。もっと金髪っぽかったのはロンドンだっけ。

ファンティーヌの衣装が、薄緑っぽい感じだったのが濃い緑になってた。 
歌いだしに伴奏が無かったような、夢やぶれて。
ファンティーヌは、歌い方がガラッと変わっていてびっくり。和音さんの美声が、ドスった感じでこれまた怒りに燃えている感じだった。
このファンティーヌはどうなんだろう、たくましいとはいわないが、だからなによ的な、はかなさが失せてやさぐれ感が。
弱弱しさがほしいよなあ、どこかに。うーん。でもさすがの和音さんだ、上手さは変わらない。

娼婦隊は上手に寄ったセットで歌ってました。前は真ん中だったような。
前のって言っても新しいの観ちゃったらわかんなくなるなあ。
娼婦隊にはコゼットもエポニーヌもいるんだよね。平野さんをしっかり確認。いい感じで娼婦になってました。

ファンティーヌ死んじゃった後のヴァルジャンとジャヴェール対決はけっこうしっかり戦ってました、手錠の鎖を取り上げてヴァルジャンがジャヴェール締め上げたり。
椅子壊すのは無し。

ちっさいコゼットも芝居部分リアルな感じだったな。歌が粘っこかったけど。
マダム、大迫力。森さん大変お上手というか、もう役そのもの。自在な声の使い分けと演技の絶妙さ、すごい。怖いよ怖い。

背景に写真映像とか、ユーゴーの描いた絵とか(これわからん)出ます。奥行あって動きもあるところあるし、いいです。

森とか怖い感じあった。

テナルディエ夫妻の場面、映画ではリアルすぎて二度と観たく無かったが、舞台だとOK。テナルディエ、歌えない人が多かったのでKENTAROさん歌うまいし、憎らしいけど小物な感じと愛嬌もあって良かった。

アンジョルラスとかマリウス登場場面がふつうだった、高いところから降りて来てたよね、確か。
セットは高いものもあるんだけど。

アンジョルラスは、すらっとかっこいいけどあんまりリーダーっぽくないかな、そういう演出なのかな。
育三郎さんマリウスはきちっとした感じと、コゼットに出会って舞い上がっちゃう感じがいいね。

エポニーヌ平野さん、はっきり言ってコゼットよか全然可愛い。顔に汚し入ってるけど、可愛い。演技もがんばってるって感じはなく、するっと役がはまってる。本をマリウスから取り上げて読めるのよというも、さかさまっていうのが可愛い。赤い帽子になって少女っぽさが増したかな。

ヴァルジャン、コゼットとマリウス、エポニーヌ遭遇場面のあたり、細かいところでいろいろ変わったり増えたりしてたかもだ。

エポニーヌのおかげでコゼットに会えたとかって、マリウスがコゼットを抱えてくるくるみたいなのが増えてたと思う、エポニーヌびっくり。

スターズ、良かったです。かっこいいね、福井さん。

学生チーム、これまた右寄りセット。民衆の歌って、盛り上がって馬車でぐるぐるみたいのなかったっけ?それ無かったような。馬車っていうか大八車?

グランテールがまともっぽかったぞ、あんまり酒飲みで困ったやつって感じじゃなかったような。
アンジョルラスは地味っぽい。

ヴァルジャンちに来ちゃうマリウス、エポニーヌがほんと可哀想だよ。ここはロミジュリ的演出で。いつも思うけど、セットのはじっこから行けばすぐじゃんって。それは言わない約束か。
ここもちらちら変わってたような。

ワンデイモア、群衆が位置を入れ替えて進んでくるのが面白かった。うんうん。
もいっかいくらい観たいものだ。

2幕め、バリケードはちゃんとありました。前よりちょっとふつうっぽい感じ。左右から出てきてがしゃんとかなくて、最初から出来てる。
行くぞーみたいになってるところ、エポニーヌが学生たちを見上げてるっていうのが臨場感あったかな。そのあと、マリウスにそんなかっこうして、とか言われてたような。
手紙渡しに行って、ヴァルジャンに坊やって言われた時に、ぱっと帽子を脱いで髪の毛を見せる、これはいい演出。女の子だってことを見せた。

オンマイオウン、これも人によっては、えらく怒りのこもった歌と演技になるが、ぎらついてなくて良かった。平野さん素晴らしい。可愛いし、可哀想だし、泣けました。
バリケードに戻って来て、前は戻ったところで撃たれてたエポニーヌだと思ったけど、今度は撃たれちゃう場面ありでした。マリウスをかばってだかどうだかは忘れた。
なーぜか、エポニーヌの死ぬ時だけ、血糊。衣装が真っ赤でした。学生とか全然だった。
恵みの雨、可哀想すぎる。ちゃんと、というか、ものすごく痛そうにうめき声をあげるエポニーヌがリアル。でも、必死で痛くないとか歌ってるんだもんーーー。
ぜーぜーなってるのに歌うって大変。あー可哀想だよ、マリウスのあほー!

ヴァルジャンとジャヴェールは下手で殺せだのなんだのやってました、ちょっとはじっこすぎないか?

バリケードが回らないのが欠点だな、ガブちゃんが弾を拾うのは見えず、撃たれる音、最後バリケードのてっぺんに来てまた撃たれて落っこちるのをグランテールが抱きとめるってな動きでした。
グランテールすごく良かったけど、ちょっとまともになりすぎか。

アンジョルラスは華々しいかっこいい死に方じゃなく、さかさまになったのを台車で運ばれてたおいおいおい。

戻ってきたジャヴェールもバリケードの上じゃなく、地面で、ガブちゃんとアンジョルラスの死体を確認。ここでいい感じに人間らしくなってたジャヴェール、ガブの目を閉じてやり、アンジョルラスに対してもちょっと気の毒したな的なタメがあった。

地下道。映像で奥行と動きが出て良かった。蓋じゃなく、扉をえっこらしょと開けて行く形になってました。

ジャヴェール自殺場面は、橋の欄干に立ち上がっちゃって、落ちないのか?とハラハラしましたが、水に落ちていくのが面白い動きになってた。
立ってる時は水に垂直、落ちていくところは、そのままの姿勢なはずが、ワイヤーで引っ張られてるのか?橋のセットが消えて、今度は水に水平になっているように見える。
背景に水面が見えるんですよね、ちゃんと落ちて行く感じなの、不思議。迫力でした。いいねジャヴェール。

カフェソング、それぞれのキャラクターがろうそく持って来たんだっけ持っていくんだっけ、置いていくんだっけ、椅子とかテーブルないけど。ここは全面的に変わってました。

結婚式とかは面白さはそのままに、おおげさ感は若干抑えられたかな。テナ夫妻のずぶとさはすごい。

ラスト、お迎えに来るファンティーヌは髪の毛長い。

憎まれ役以外みんなそろうフィナーレ、司祭様に向かってヴァルジャンが深々とお辞儀してるのが新しかった。

何がうんと変わって、っていうのがほとんどわかってなかったかもですが、バリケード以外はいいと思いました。バリケードそのものが悪いわけではなく、演出難しいよねっていう。

キャストはみなさん粒ぞろい、ダメだこりゃな人が居なくて安心して観ていられました、とてもクリアな歌詞(多少変わってる部分もあった歌もあり)、相当鍛錬されたのねという感じ。

リアルさと歌がうまく両立していた感じで、大変満足でした。

平野さんすばらし!









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