久々に歌って疲れました。

3週間ぶりくらいにレッスン。
発声と調整にたくさん時間かけて、「どんな音も裏で出す」所謂オペラヴォイスを練っておりました。
これやるとミュージカル声にはすぐには戻せないのだ。
のどが拡がっちゃうから。

今年は先生の意地悪な選択により（笑）、「うんと苦労してね」と言われつつの、ヴェルディ「運命の力」の「神よ、平和を与えたまえ」で、冗談じゃありぁせんセンセー、こんなドラマティコ歌ー！と虚しい抵抗を試みるも決められちゃったからなぁ。
5分以上もオペラ歌いたくないし、今まで歌ってきた歌の何倍もムッずかしくて「もう帰っていーすか」とかすぐ逃げ出そうとする始末です。
やらしいのは、この歌中間音みたいな半端なところでぐじゃぐじゃ歌ってるのよね、それがドラマティコの所以か。
「アズチェーナぐらいやっちゃうつもりでガンガン低音出していいから」とか言われますが、出ないんだって低い音はー、メッゾじゃないんだあああああ。
「ファントムの低音出るでしょ、だいじょぶだから」ってそれ違うー！

なんかもう漫才状態でやってますがほんとに疲れるよこれは。
悲劇のヒロイン疲れるよぅ。

去年のどーすっかトスカが大変だったなんて可愛いもんだったわけだ、くそぉー。
でも売られたケンカ（ケンカじゃねえよ）は買ってしまう性格ゆえ、出来ないと言うのも悔しいからぶつくさ言いながらやってますお。

音もいやだが、緊迫感を煽る譜点もんがやったら居やがって、「かーっ、この伴奏とチョイズレのこれがイヤーー！またお扇子で拍取りながらやりますかね」とか言っちゃってますがわたくし。
前にも書いたかもですが、歌う側には（わたくしだけかもだけど）このチョイズレ拍はすんごくうっといんだけど、これ伴奏と合った拍になっちゃたらのっぺりして大層退屈なんですよ、ヴェルディやりおるな、考えてるじゃねえか、って何様だ。

のたーっとなるところと、チョイズレで煽られる部分との対比が憎らしいんだよまったく、粘っこく歌った後でガツガツ刻んで来るからなあ。

というわけで、スポ根ドラマのコーチとダメ生徒みたいにビシビシやられて終わるころには足腰立ちませんっつうの。
ふうやれやれ。

どうなることやらみかんやら。


ぎゃんばりもす。