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管理人 Masayo

Run Run ラングドン教授!@「天使と悪魔」

2009-05-17 21:32:50 | Movie
観てまいりました、「天使と悪魔」!
パンフレットからして冴えております(ふふっ♪)。

昨日はしっかり「ダ・ヴィンチ・コード」も観てました。
このシリーズの面白さというか人気の秘密は、「なんとなく知ったような気になれる」ところなんじゃないかと思っていたりします。芸術、宗教、科学、秘密結社等々誰でも一度は耳目にしたことのある存在を緻密かつ大胆な構想で虚実ないまぜにしつつスピーディーに進めていく、一般的な知識しか持って居なくてもついていける、っていうあたりなんじゃないかと。
あまりにマニアックすぎると専門知識がないとお手上げですが、大衆向け娯楽作品でありながら、知的な刺激もあるっていうのがいいんではないですかね。
かくいうわたしも「ダ・ヴィンチ...」はよく考えてみると「で、何でしたっけ?」になったりしてうまく説明つかないんです(とっほほほ)。
が、原作を読んでいるとき、映画を観ているときは「そうかそうか」と納得して楽しめてしまったのですから、原作も映画も大したものだ。

さて、「天使と悪魔」は設定としてはダ・ヴィンチ...の一年前になっていますが、映画は一応そこから数年後らしいですが特に説明もなし。
文庫本3巻に及ぶ長編小説を、前作とは違うアプローチで、「原作を土台に、より大胆に改変して」映画化しています。
ですので、あの人この人バッサリ出てこなかったりします。
ネタバレになるので書かないけど。あの人この人設定が変わっています、えっそこ変えていいの?な部分も変わっています。

が、うまくほかの人物に転用されていたりするので殆ど違和感なく映画は観られます。 例えば、カメルレンゴは今回、ユアン起用に当たってイタリア人からアイルランド人に変わり、カルロ・ヴェントレスカという本名もパトリック・マッケンナと名前も変わっています。
等々挙げると変更部分はかなりの箇所で、それを気にしているとややこしいので、今回は大筋は原作どおり、あとは映画は映画として楽しんでください、という作りです。わたしもそれで充分楽しめました。

メイキング本でかなりの部分をセットにしていたのを見て驚きましたし、先週丸の内に展示されていたベルニーニの彫刻のレプリカを作ったり、CGだけに頼らない美術やセットの力の入れ具合にも感心しました。
天使と悪魔像も一瞬ですが出ます、お楽しみに。

今回は時間が限られている設定なので、ラングドン教授はアクションヒーロー並みに走って走って、ランランラングドン教授!です。
さらわれた枢機卿たちの行方を追って、あっちだこっちだ、いやそっちじゃなかった、きゃーあっちだー!車で足で走る走る。
ヴァチカン記録室で酸素が止まっちゃったりのハラハラ場面、危機に次ぐ危機にも冷静な判断を失わない教授、いいですなー。
トムさんの教授ぶりも板についてきていい感じ。
水泳場面のためにしっかりカラダを締めたとか、さすがですのう。

原作未読の方には、教授以外の人物は全部怪しく見えるかもしれません、あちこちに配されたブラフを見破れるか?も謎解きの一つになるかもしれません。

ヴァチカン、ローマ市内の観光スポットを慌しく巡りつつ、名だたる至高の芸術、圧倒的な宗教のもつ重みを見せ付けながら、鋭く科学という知識で切り込んで行く視点の面白さで2時間半近い長尺ながら一気に進んで飽きません。
スピーディーなので、一回だとついていくのがやっとかもしれません、あと一回くらいじっくり観るとより判るかな。

ちなみに今日の世界遺産はヴァチカン市国でした、うきゃータイムリー!
さっき観て来たーー!と言いながら喜んで見てしまいました。
以前にヴァチカンを訪れた時は、まさかこんな風に描かれるようになるとは思ってもおらず、行ったことのある場所が出てくると、ルーヴルでもヴァチカン、ローマでも楽しいなあ、もっと詳しく行ってみたいなぁとミーハー心がうずきました。

複雑だけど楽しい、こういう映画がもっとたくさんあるといいなあ。
CGドンパチみたいのは飽き飽きなので。

ということで、是非!

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