ル・シネマにて宇野亜喜良作品展示

と、言ってもなんのこっちゃらな世界ですわね。
明日まででしたっけ、ル・シネマでの「オペラ座の怪人」上映。
直接ファントムとは関係ありませんが、同じくル・シネマで上映中の「美しき運命の傷痕」（痛そうなタイトルだお）を題材にした、美しいイラストレーション（原画）がル・シネマ入ってすぐの左の壁に掲げてあります。
わたしの大好きなアーティストのひとりである、宇野亜喜良さんの作品です。めったに生は見られないのでとても嬉しかったです。何色かに塗り分けた地にエマニュエル・ベアール嬢のアップ、キャロル・ブーケさんのワンカット等々映画の場面の印象的なところをさらっと描いてありますが、その、さらっと具合がボールペンだったりするのですごい。宇野さんはどこにでもどんな画材でも描いてしまえる方で、とても凝った画面から、落書きのように描いたものまでどれもパーフェクト。ちなみに、全く違った技法でこってり描いている、同じくBunkamuraでの現在上演中「コクーン歌舞伎」のポスター絵、あれも宇野さんです。
どんな風な技法を使っても、どんな絵を描いても、宇野さんの作だと一目で判るのがこれまたすごいのでした。
明日までの「オペラ座...」上映ですが、もし明日いらっしゃる方、ファントムマスクも素敵（欲しいよねえー）ですが、宇野さん作品も見てみてください。
耽美でデカダンな画風なので、「もし、宇野さんが「オペラ座...」を描いてくださったらどんな風だったかしら」と考えてしまいました。さぞ美しかっただろうなぁ。Gerry＠ファントム、ちょっと感じが変わった憂いのある雰囲気になったかもだしー。ウットリ妄想。