２１８．ベテラン社員の退職

本日７月１５日付けで当社を２０年以上勤めた某ベテラン社員が
退職しました。

今週は送別会続きで毎夜懐かしいメンバたちと酒を酌み交わし、
今日も終業後、ささやかな花束贈呈などが行なわれましたが、
どこか寂しさが漂っているように私には感じられました。

それは、Ｔさんがまだ定年をあと５年ほど残して辞めるからだと
思います。

中高年受難とでも申しましょうか、諭旨退職に追い込まれたと
分析する人もありました。しかし、絶対に本人の口から本音を
聞くことはできません。

最近は重職を免除され、閑職へと追い込まれて行くのが私の目
にもはっきと映りました。企業というのはどうして長年の貢献者
にこうもむごい仕打ちをするのか不思議でなりません。

Ｃクラスに陥った社員のクビを次々に切っても、またＣクラス
社員が生まれ、同じことを繰り返さなくてはならないのです。

そんな無駄なことをするよりもモチベーションを向上させ、
本人の能力を最大化させるのが本来の上位者の務めである筈。
それらを放棄して、目先の処理に終始している様は、もぐら
叩きに過ぎません。

それで職場環境改善や業績向上に寄与するのならまだしも、
本質的な対策は二の次で、リストラに権力を行使するのは
パワハラと言ってもおかしくありません。

だんだん、怒りがこみあげてきました。
何ともやり切れなさが残ります。