ITエンジニアの九十九折(新)

これまで経験したことや考えを思いつくままに綴って行こうと開設しました。マラソンをするように長く続けて行くつもりです。

187.名優森繁久弥さんを偲んで(547字)

2009-12-20 | Culture
今年11月、俳優の森繁久弥さんが96才で大往生を
遂げました。大正のほとんどと昭和のすべてを生き、
そして平成も20年間生き抜いた人生は、私たち現代
日本人の大先輩でもあります。

私が記憶している森繁さんは、
1)知床旅情を歌う姿
2)映画やテレビドラマでの父親役や重厚な主役級
3)ラジオドラマの出演作
があります。

しかし、先日見た追悼番組で俳優や歌手の方々から語ら
れた実像は、面倒見がよく、いつもユーモアを交えた
会話を提供したエンターテイナーであり、またホーム
パーティに招いて色んな人たちと引き合わせたり、励ま
したりした親父のような存在だったことが浮かび上がり
ました。

単に芸能界の最高齢者(長老)であっただけでなく、氏
を慕う人たちの多さに、改めて偉大さを感じました。
そして、それを証明するかのように、現政権(鳩山内閣)
となって初めての国民栄誉賞を受賞することが決まり、
巨星だったことが明らかになりました。

片や老衰のため亡くなるという、人間(生命体)にとって
もっとも自然な形での最期だったことを知り、共感を覚え
ました。

簡単に真似することはできないにしても、自分が世の中で
小さな太陽としての存在となる生き方を教わることができ
ました。

森繁さん有難う、どうぞ安からにお眠りください。
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