北山・京の鄙の里・田舎暮らし

北山、京の北に拡がる山々、その山里での生活を楽しんでいます。

深尾須磨子がとりもってくれた「縁」なのかしら、、

2006-08-28 01:56:34 | 随想・近況
26日の小塩の里を訪れる企画には参加できなかったのですが、二日目27日の講演とコーラスを聴く機会に恵まれました.

前半は、木簡研究者・野菜文化史研究家 「久保功」 先生の講演である.

野菜のルーツの話から始まり、木簡の話などを聴かせていただきましたが、途中社会評論的な話もあり、いつのまにか先生の心が伝わるお話にのめり込んでしまいました.

ここ京北から長屋王に米を運んだ記録、木簡の一文字一文字の裏に隠された歴史的事実や社会背景を説明される先生の「思い」が伝わってきます.「津」という文字についての話は素晴らしかった(^.^) 最後になって深尾須磨子の話が出て来ましたが、先生が当日、この時、この場所で演壇に立たれたことを考えると、先生の言いたかった大きなテーマは、ネットワークではなかったか、という気がしてきました.

後半は、須磨子生誕の地、兵庫県丹波市からの合唱団、「深尾須磨子を歌う会 コスモス」の皆さんにより、「ふるさと」「みのり」「泉のほとり」「わすれな草」など彼女の詞を歌っていただき、「ふるさと」は合唱団の指導でみんなで歌いました.楽しかったのは、「黒豆の煮方教えます」という曲.団員の方が地元産の黒豆をその煮方とともに贈ったところ、お礼としてこの曲がかえってきたとか(^.^) 素晴らしい話だ.

うまく説明できないが、今日は「縁」というものを実感できた日であった.どういったネットワークを築くかはそれぞれの人の「思い」だと思う.


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