散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

江の島道を歩く2・道標

2020年11月22日 | ☆神奈川県(ハマ以外)

メタ坊の住む瀬谷区から藤沢駅に向かうというと、便利で早い小田急線がお馴染みです。

藤沢駅は、JR、小田急、江ノ電の3線が乗り入れるターミナル駅。
朝集合となった場合、モーニング場所探しには事欠きませんが、いつも小田急利用なので、改札を出てすぐのベッカーズが定番のお気に入りです。

店内は、広々としています。
カウンター右側の密な感じの部屋は、喫煙ルーム。ただし、今は禁煙条例の関係?で加熱式タバコのみ利用が可能と表示されていました。

トーストのモーニングセット 390円に、ミニサラダを付けて 520円です。
ほかに、クロワッサン、メイプルフレンチトースト、チーズソーセージバーガー、ハムとゴロゴロたまごクロワッサンなどがあります。

さて、江の島道は、江戸時代大山詣が盛んになると同時に多くの参詣者で賑わいます。
仲間と「講」を結び、参詣と物見遊山を兼ね、大山だけでは片詣りといって、江の島へも立ち寄るコースが流行ったためです。

江戸から東海道を下ってくると、時宗総本山・遊行寺(清浄光寺)の門前でクランクし、遊行寺橋を渡って西へと向かいます。
東には江の島道の起点となる鳥居(下の浮世絵)が立っています。

その部分を拡大してみると、遠景に遊行寺の山が見え、遊行寺橋の上には木太刀を担いで大山へ向かう人がいるほかに、杖を持つ盲人4人が鳥居をくぐり江の島参詣へ向かうところが浮世絵に描かれています。

「江の島道」に沿って特徴的な石の道標があります。
江戸時代に盲目の鍼灸医杉山検校が江の島詣での人のために設置したもので、盲人が手で触って確認できるようつるりとした石面に深い彫りがされているといわれています。

藤沢駅から南下した石上公園で最初の道標を見ることができます。
案内板にはこう書かれています。
「江の島弁財天道標----この石柱は、江の島への道筋に建てられた道標の一つです。江の島弁財天道標は、管を用いて鍼をさす管鍼術を、江の島で考案したという杉山検校(杉山和一、1610~1694)が寄進したと伝えられています。現在、市内外に十数基が確認され、市内所在のうちで12基が藤沢市の重要文化財に指定されています。いずれも頂部のとがった角柱型で、その多くが、正面の弁財天を表す梵字の下に「ゑのしま道」、右側面に「一切衆生」左側面に「二世安楽」と彫られています。この文言には、江の島弁財天への道をたどるすべての人の現世・来世での安穏・極楽への願いが込められています。市役所新館脇歩道橋付近に移設されていましたが、新庁舎建設にともなう歩道橋周辺の整備により、「江の島道」の路傍にあたるこの地に移設したものです。」

ちなみに杉山検校(和一)について、香取研究室のホームページ(ここをクリック!)に詳しい記述があります。


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