「土用の丑の日に う のつく物を食べると夏負けしない」
という口上を考えたのは、蘭学者・平賀源内といわれています。
うなぎ屋から夏場の売上不振の対策を相談されて、考案したのだそうですが、
決してマユツバな発想なのではなく、
ビタミンAとたんぱく質が豊富で、飽和脂肪酸が多いなうなぎは、
実際に夏バテにもってこいの養生食なのだそうです。
さて、昼どきに出張先の戸塚駅バスターミナルでバスを降りたところ、
「うなぎ 江戸っ子」の看板が目に飛び込んできました。
以前、野毛の江戸っ子商店を探しに行き、移転したことを知り、
何度か移転先を探し歩いて、やっと見つけたら、
夜の営業しかしていないというので、がっかりしました。
それだけに、磁石に吸い付くように入店。
うなぎが獲れなくなったほか、絶滅危惧種として希少性が高まったせいもあって、
お値段もそれこそ、うなぎのぼりです。
小さいだろうなと思いながらも「並」がせいいっぱいでした。
でも、お吸い物が付いて、これから梅雨入りというときに、
美味しくいただきました。
なんたって、さばいてから焼くわけですから、美味でござりまする~~~!
(店内)
カウンターで6席のこじんまりしたお店。
どちらかといえば、やはりテイクアウトのお客さんが多いようです。
(店舗)
聞くところによれば、戸塚駅前再開発の前、
旭町通りの商店街に40年前から営業していたそうです。
なんだか鰻腹になってきた・・・
浜松の八百徳で食べた「ひつまぶし」を、
機会があれば、ぜひ食べに行ってみてください。