ひとり旅

法律で食べていくことになった趣味人の日記です。

2008F1イギリスGP 補足

2008-07-09 01:17:15 | スポーツ・F1
今改めて地上波の録画を見返してみましたが、じっくり見てみるとすごく面白いGPでした。今年一番かもしれない。ドライバーの能力に加え、チームの戦術の巧拙が大きく出たように思います。

ハミルトンはすごかった。チームがコンサバな戦略を採ったのも彼がスタンダードウェットで走りきれると確信していたからこそだろうし、実際に1回のコースオフを除いて完璧に走りきりました。
アンチハミルトンの私も今回の彼の走りには脱帽です。

ライコは、フェラーリチームの戦術の犠牲になりましたね。
確かに1回目のピットのあと晴れてくれば独壇場だったかもしれませんが、結果論ではなくあの時ギャンブルに出る必要はなかった。ニュータイヤに変えていれば優勝は難しかったとしても少なくともプロに抜かれることはなかったはず。
ライコ本人としても、1回目ピットのあと自らタイヤ交換を申し出ることもできたのでは。
チャンピオンシップを争うドライバーとしてはある程度コンサバな戦略を採るべきだったと思います。

一貴については、ファイナルラップの映像がなかったため何とも言えません。でも、水溜りに突っ込んでタイヤを冷やすなどクレバーな走りもできていたので、アロンソに食いついてさえいればヤルノさんが割り込む隙はなかったのでは…。

今回で一貴のポイントはニコに並びましたが、彼に肉薄しているという印象はありません。
とはいえ今季、

・予選 2勝7敗
・決勝 4勝5敗
・ポイント 8対8
・ファステストラップ 4勝5敗

数字の面でこれほどニコに迫るとは全く考えていませんでした。
これまでは、現代F1の新人は荒削りでもとにかく速さを見せなければいけない! と考えていましたが、一貴は全く異なる新人像を見せてくれているのかもしれません。期待したくなってきました。


前回の記事の最後の記述はちょっと誤解を招く表現がありましたので訂正しました。

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