ひとり旅

法律で食べていくことになった趣味人の日記です。

最近のF1

2010-10-25 23:01:15 | スポーツ・F1
カムイすごいですね。

日本GPは、ヘアピンであの暴れっぷり。スプーンの次に指定券が安いあの席が一気にプラチナチケット。
アルグなんとかの1回目のオーバーテイクは04琢磨以上にやりすぎでしたが、これまでの戦いぶりを見ていると彼は何の計算もなくあんな無謀なアタックをするようには思えません。
母国GPだし何が何でも完走、と考えていたはずだからなおさらです。
右京さんは「スイッチ入っちゃってるから」と言ってましたが、他にも計算があったのでしょう。
たとえば、スピード二桁のあのコーナーなら接触しても大事には至らないだとか。
そういうクレバーさがあってこそのカムイです。

韓国は鈴鹿と全く逆のレースになりました。
どちらかというとあっちのほうが私のイメージの中でのカムイに近い。
周りのコースアウトやスーティル特攻隊の攻撃をすべてかわし、レースペースが上がらない中でもポイントを持ち帰る。
前でやりあってる2台がやばいと思ったら距離を置いて回避してましたし、スーティルとのバトルでは回避どころか「こういう形にしたらあんた飛び出すよね。バイバイ」てなトラップを仕掛けているようにさえ見えました。

こういう安定感のある日本人はホント見たことがない。
04や05は白煙やクラッシュでカメラが切り替わると映るのは必ず琢磨でしたが、今回の韓国ではこんなにいろいろなことが起きていたのにカムイが犠牲になる気は全くしなかった。
あと、レースペースの速さ。私の知っている日本人はレース中後ろから突っつきまわされてばかりだったのですが、カムイは(トルコや韓国除き)いつも前を追い掛け回し、ピットなどの動きがあるとしっかり順位を上げてきます。
また、チームメイトには勝ってるし、バトンやミハエルとも臆することなくやりあう。
彼が実質ルーキーだということを、いつも忘れそうになります。

名前は忘れたのですが、05年にトーチュウの記者がカムイを取り上げて「断言する。カムイはいつかフェラーリドライバーになる」と書いていた記事があったことをよく覚えています。
その記者の慧眼ぶりに敬意を表します。本当に、もう夢ではないところまで来ている。

あと1つ書いておきたいのが、ニックもすごいドライバーだということ。
この2レースはチームプレイに徹し、日本では「チームメイト同士でやりあってプロに行かれたら元も子もない」とカムイを前に行かせ、韓国でもタイヤがズルズルな中後ろを押さえてダブル入賞に貢献していました。
韓国では正直カムイ以上にいい仕事をしたと思います。
…日本では「ガチでやっても抜かれるかも。それなら多少大げさに譲ったほうが株が下がらなくて済む」という計算もあった気がしますが(笑)。

次はブラジルですね。あそこのレースはいつも見ていて飽きない。
そして、誰がチャンピオンになるにせよ、ブラジルではまっさんに独走してほしい。
フェラーリ入りしてから、06優勝、07トップ快走後ライコに譲る、08優勝、09は怪我で不出走。
圧倒的。
特に、08優勝後の表彰台で悲しげに吼えるあの表情は今も目に焼きついています。

ホントはプロに勝ってほしいんだけど、今のウィリでは無理だよなぁ…。


仕事忙しいです。先週は、午前2時20分という最長不倒を記録しました。
その影響か、韓国GPも日曜の赤旗中断でとてもイライラ。
ゆとりを持って見ればとても面白いレースだったのに(一歩間違えると大事故が起こっていたでしょうが)、「3時間も使ってしまった」という気持ちがまず出てしまうところが残念です。

仕事に一通り慣れるまで、我慢我慢。

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