ひとり旅

法律で食べていくことになった趣味人の日記です。

パリーグ開幕

2006-03-26 01:28:09 | スポーツ・その他
できれば開幕前に予想したかったんですが、間に合いませんでした。順位予想です。

1. ソフトバンク
2. ロッテ
3. 西武
4. オリックス
5. 日本ハム
6. 楽天

レギュラーシーズンだけです。プレーオフはもう知りません。
そして、この6チームは2チームずつ上位・中位・下位と3グループに分かれて
鍔迫り合いをすると予想します。

・ソフトバンク
城島の離脱抜きには語れないこのチーム。
ただ、城島自体古田などと比べると「投手のいいところを巧みに引き出す」というよりは
「投手の絶大な信頼を得て一心同体で打者に立ち向かう」タイプの捕手なので
(投手の力を100%は引き出せるだろうが120%引き出すことはできない)、
私はディフェンス面での影響は意外に少ないのではないかと思っています。
つまり、これまでは城島に引っ張られていた投手陣が的場ら捕手を引っ張っていければ、
それほど問題はないのではないかということです。
そして、三瀬も昨年ほどひどくはなさそうですし、
馬原が崩れさえしなければ(WBCで呼ばれながら一切投げなかったので調整不足は不安です)
後ろも頭数はそろっていますのでそれほど心配はないと思います。
問題は打撃陣。バティスタ・城島の穴が深刻と見られています。
ただ私は松中・ズレータの軸がしっかりしていることからあまり心配はしていません。
下位打線ならいくらでも補充が利きますし、実際に松田ら若手が伸びていますから。
よって、今年もレギュラーシーズンでは本命でしょう。

・ロッテ
戦力は安定しています。野手では李と小坂、それに初芝が抜けましたが、
何事もなかったかのようにスタメンが埋まってしまうのが怖いです。
投手ではセラフィニが抜けましたが、小野・黒木らがそれを埋めることでしょう。
このように戦力的には何の問題もないのですが、このチームはいかんせん成熟性に欠けます。
ボビーの采配も、勝っているときはいいですが負け始めると「昨日活躍したのに
なんで今日はベンチなんだ」という不満が間違いなく出てくるでしょう。
そして忘れてはいけないのがこのチームで一番の高給取りがボビー自身だということ。
昨年散々ごねたのを忘れてはいけません。
このチームには、ボビーが監督である限り(後任は小宮山と言われていますがそれまでは)
不協和音の兆しが消えることはないでしょう。

・西武
ここが一番迷いどころだったのですが、勝ち方を知っている西武が
オリックスを倒してプレーオフに進出すると予想します。
戦力としては、昨年ほどではないでしょうが二桁は余裕でクリアするであろう西口、
それに言わずもがなの松坂と成長が期待される帆足。三本柱は今年も健在です。
しかしその3人に続く先発、それにブルペンが不安です。
クローザーは昨年中継ぎでそれなりの実績を残した小野寺が務めるのでしょうが、
経験不足のためベンチにはこまやかな気配りが必要になるでしょう。
投手陣をリードする捕手にしても、ルーキーの炭谷が取り沙汰されるようでは厳しい。
ただ、打線にはこれを補って余りある破壊力があります。
カブレラ・和田を軸に栗山・赤田のリードオフは安定するでしょうし、
それにおかわり中村が安定してくれば他球団には脅威でしょう。江藤の復調にも期待です。

・オリックス
球団のCMにも粗大ゴミ2匹が使われることが多く、
すっかりチームカラーが変わってしまった印象です。
中村監督もこいつらに振り回されていて、情けない。
打順は監督が決めるものであって、選手が譲り合うものでは決してありません。
何を勘違いしているのでしょうか。こいつらの言動はとにかくいちいち癪に障ります。
まあそれはいいとして戦力分析。
昨年大車輪の活躍を見せたJPは去りましたが、セラフィニ・デイビーが入り、
川越が復調した先発陣は昨年より充実しています。
これに吉井が昨年どおりの安定感を見せ、自由獲得枠の平野が新人王を狙うほど活躍すれば、
昨年仰木采配の肝として酷使されたリリーフ陣の負担はかなり減るでしょう。
そのリリーフ陣に関しては、菊地原・大久保に昨年ほどの活躍を期待するのは酷ですが、
層も厚いのでシーズンを十分乗り切るだけの陣容にはなっています。
次に野手。打撃に関しては、後藤・平野のリードオフはいいのですが、
谷・ガルシア・北川は中軸としては力不足な感じが否めません。
守備には問題はないでしょう。特に内野はかなり堅いです。
私は今年もたぶんオリックスファンの友人とともに大阪ドームに行くでしょうが、
そのときにはWBCメキシコ代表のガルシアに大きい声援を送ろうと思っています。
ただ多分例の粗大ゴミたちはチームの雰囲気に悪影響を与えるでしょうし、
中村監督にそれをまとめる器量があるとも思えませんから、戦力的には西武と互角でありながら
最終的には3~5ゲーム離されてプレーオフを逃すことになるのではないでしょうか。

・日本ハム
ヒルマン監督の方針にようやく厳しさが見え始めた今シーズン。期待したいところですが、
現有戦力の多少の底上げにとどまったことから5位脱出は厳しいでしょう。
投手陣に関しては、先発として金村に次ぐ2番手に
ダルビッシュを持ってこなければならないところに不安を感じずにいられません。
改めて、昨年ミラバルが抜けた穴は大きかったのだなあと思います。
あのぐいぐい内角を突くピッチングスタイルは大好きだったんですがね…。
リリーフは立石・建山・吉崎・MICHEALと駒が揃っているだけに、
先発が安定して6回まで踏ん張れるかが重要になってきます。
打線は強力です。このチームにはトップバッターだけが足りないのですが、
新外国人のマシーアスが3割5分以上の出塁率を稼いでくれれば
ひちょり(森本稀哲)を経由して小笠原・セギノール・木元・新庄・稲葉と続く中軸には
文句の付け所がありません。
あと、レギュラーは難しいでしょうが田中幸雄の2000本安打には期待したいです。

・楽天
類稀なる観察眼によってその選手の活き所を見つけ、一点突破で伸ばす。
そんな野村再生工場ですが、さすがに1年では成果は出ないでしょう。
この人に最低3年、何の文句も言わずに一任するだけの器量が三木谷には欲しいところです。
ただこの人がやると誰が出てくるかわからないので、
現時点で目に付く選手だけ指摘しておくことにします。
ピッチャーでは先発の岩隈・一場・有銘、抑えの福盛だけが当確。
中継ぎにも、中核となる選手はいないですがベテランを中心に頭数は揃っています。
ただ倒れては困る柱であるはずの岩隈が開幕に間に合わないというのは痛い。
そして二段モーションの申し子であっただけに(あれは私から見てもやりすぎでした)、
今年も近鉄末期の彼の活躍は期待できないでしょう。
一方、打線は昨年より相当安定しています。
リードオフを誰に任せるかはともかくとして、
沖原・磯部・フェルナンデス・リック・吉岡・山崎と続く打線は
他球団に比べてもそれほど見劣りしません。
とにかく、中軸が固定されているというのはそれだけでチームに安定感が出るものです。
この陣容に野村采配があれば、日本ハムには付け入る隙があるように思います。

と、簡単にはなりましたが今年はWBCもあってパリーグへの注目度も上がっています。
有力選手がメジャーに抜けてもリーグ自体のレベルはぜんぜん下がっていないと思いますし、
「実力のパ」らしいエキサイティングな試合を期待しています。

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