お気楽極楽ミラクル

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スターシップ・オペレーターズ 第一話 「カウント・ダウン」 早書き感想

2005-01-05 20:35:17 | アニメ感想全般
ちなみに、原作(小説の方ネ)既読。
先の方のお話のネタバレになるような事は極力書かないつもり。

OPは次回のお楽しみ…ってコトで?(笑)
ひょっとしなくても、KOTOKO、でしょうか?

これは第一話としてはお見事!でしょう。
原作小説にある、細かい背景や登場人物の説明等はバッサリ切って、ほぼオールスターキャストで登場させたメインのキャラ達の会話や挙動で状況もあらかた認識させつつ、かなり多い登場人物の個性まで相当印象付けてしまった。

そして、最初の宇宙戦闘→敵戦艦撃破、までをたったの1話でやってのけた。第一話に関しては、正直脱帽である。

宇宙戦闘部分で割りと簡素なCGでもあり、あまりハデなドンパチが描かれていないことは、この作品の本質を知っている自分には全く気にならない。

『スターシップ・オペレーターズ』
看板に偽りなしである(笑)。

その分、『オペレーターズ』がみんなとても魅力的に描かれている。スタッフが原作の登場人物の性格をとても正しく把握していると思えて、とても嬉しかった。誰1人として「イメージ違うぅ~~~っ!」っていうキャラが居ないのが素晴しい。
『外』の様子の簡素さに比べて、戦艦内の描写はかなりしっかりしていると思う。円筒形にせりあがっていく廊下とか、良く描けているな~考えているな~と、感心してしまった。

SF(サイエンティフィック・フクション)としてどうか? …も、正直微妙である(笑)が、うたい文句はSFはSFでもスペース・ファンタジー(笑)だったり。

多少SF考証的におかしくても、宇宙戦争の実況中継番組、という設定があり、『放送上の演出です』ってゆー言い訳がいくらでもできるのが、ちょっとずるいっちゃずるいんだ、もともと、この作品は(笑)。
今話でもちょっぴり出てきましたネ。主砲を撃つ時のどっかで聞いたような(笑)効果音にシノン(?)が、「何、この音」、っていうシーンに大爆笑。
原作だと、効果音が付くまでのプロセスもちゃんと1クセあるんですよね。放送局側の「宇宙戦闘ってのはこんなに地味なのかっ」 …てなひと悶着があり、実際戦っているクルーからすれば「やめてくれよ」な効果音が付いてしまうという。まぁ、改めてアニメ版として見てみると、艦内にまで流す必要はないと思っってしまった(笑)が、その辺原作はどう処理していたっけ? 実は原作本がこれまたどっかに行ってしまっている(笑)。この作品に関しては探しとかないとなぁ…。ローゼンとは作品の性質が違うので、原作既読者視点としては原作本、要りそうだ^^;。

…でも、原作者自身はかなり真面目に考証している様子です(笑)。アニメ化に際して、アレンジはされて来るとは思いますが…。

キャラデザ的には正直公式HP(?)の1枚絵(苦笑)を見たときには激しく不安だったんだケド^^;、実際のモノをみたら全然印象違うな…もちろん、いい意味で。チャラチャラした感じの全くしない、至極真っ当なセンスに思える。それでいて、本作の言い訳しようも無い(多分する気もない)おにゃにょこクルーもみんなとっても魅力的。男性キャラもキッチリ魅力的。大満足♪。

だた、もし、ずっとこのペースだったら1クールだろうなあ。もちろん、第一話のは、スロースタートで視聴者が離れるのを避け、上記の様なイッキに作品世界を印象付ける『インパクト』を求めた結果であるかもしれない。

次からはじっくり来るのかもしれない…がサブタイが『トラファルガー・クライシス』だったり。やっぱりイッキにやるつもりなのか…。

とちらにしても、期待度はイッキに上昇。
あくまで、『スターシップ・オペレーターズ』を貫いてくれることを激しく希望。
…まぁ、余裕があるようなら、ハデさも取り入れてくれれも『なお良し』…なんですケドね。