「気骨」が感じられる男たち
城山三郎の「賢人たちの世」という小説に3人の政治家が登場する。 前尾茂三郎、椎名悦三郎、灘尾弘吉の3人だ。 前尾茂三郎(1905~1981) 「気骨」がある男と言うのは、自分...
河井夫妻転落の軌跡に見るカネの魔力
カネは無いよりあった方が良い。 汗水たらして働いたカネなら大事に使おうという気になる。 しかしギャンブルでたまたま当たったとか、棚から牡丹餅のように降ってわいたカネを手にすると...
貿易統計から世界経済の動きを読む
財務省が17日に発表した貿易統計によると、5月の輸出は前年同月比28.3%減の約4兆2千億円だった。 輸入の方も26.2%減の約5兆200億円だ。 リーマン以来の下落率と言うこ...
「新しい生活様式」はおそらく定着しないーー人間はそんなに単純でない
コロナ過が騒がれてから「新しい生活様式」なるものが、政府や専門家会議から提言された。 右も左もわからない非常時には、そんなものかと一旦は受け入れる。 しかし人間はもともと忘れや...
陸上イージス計画停止は妥当な判断だが、ドブにカネを捨てる責任は誰がとるのか?
河野防衛大臣は、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画を停止すると表明した。 迎撃ミサイルを打ち上げた際に切り離す推進装置ブースターの安全性が確認できない...
万葉集の好きな歌を楽しむ
今日は新聞休刊日だ。 それで中西進編著の「万葉集の詩性(ポエジー)」を読む。 亀山郁夫さんの「万葉集とわたし」が読みやすかった。感性が似ているのかもしれない。 東(ひむがし)...
検察は安倍政権を追い詰めることができるか?
検察庁は、広島地検と東京地検特捜部が合同で、河井夫妻の公職選挙法違反(買収)の詰めの捜査をしている。 国会は17日の閉会になるので、その直後に逮捕に動くだろう。 地元議員ら10...
安倍一強の崩壊ーー天守閣の大混乱
コロナ過を契機として、老中格の菅官房長官や二階幹事長が空虚なる殿の威光に従わなくなってきた。 殿の周りを固めているのが、首相補佐官の今井尚哉、その風貌から官邸の金正恩と言われる佐...
自民党の権力闘争が始まるかーー細田派の動揺
権力闘争に生き残るためのコツとは? 愛想を見せながらも抜け目なく、民主的に振舞いながらも狡猾に立ち回ることが肝要 政界で「いい人間」と言うのは生き残れない。 嘘をつくときは嘘...
電通の闇ーー品格なき会社に未来はあるか?
今回の「持続化給付金事業」の受託に際しての電通のやり方はひどすぎる。 俗にいう「ピンハネ」を専らの業務とするのであろうか? 電通という広告代理店がここまで力をつけた理由は、 ...