メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

ミュージカル「ドロウジー・シャペロン」

2009年01月10日 | 国内エンタメ
メガヒヨは本日、日生劇場に藤原紀香さん主演のミュージカル、「ドロウジー・シャペロン」を観にいった。

タイトルの意味は「酔っ払った花嫁介添え人」、つまり結婚式を通じてのドタバタを描いた作品である。
…なんて単純に言ってしまったら、この作品を説明したことにはならない。

その「ドロウジー・シャペロン」というミュージカルはあくまでも劇中劇。
架空の作品で、1928年に上演されたという設定。
この舞台は、その「ドロウジー・シャペロン」をこよなく愛する男が、
その完全記録版のレコードの音声のみを頼りに舞台の光景を想像して、
観客にひとつひとつのシーンについて解説していくという構成になっているのである。

そのコメントのきめ細かさや鋭さといったら、シアター・ゴーアーだったら頷きっぱなし!!
絶賛するところは手放しで称え、批判するところは容赦なくこき下ろす。
中でも『BRIDE'S LAMENT』のシーン、
「曲は素晴らしいのです。でも歌詞は無視して下さい。」のセリフとそれに続く歌は、メガヒヨのツボを直撃した。
ナンバーの間は笑いを抑えるために、ぷるぷると肩がふるえっぱなしだった。
曲はいいけど、歌詞を無視したくなるのはよくある話だものね!

ところで、このミュージカルおたく男。
最初はただの薀蓄を語るおたくにしか見えなかったけれど、自分のおかれた境遇や、
それでも小さな楽しみを見つけながら生きていく姿勢を明らかにしていくうちに、
彼に対してだんだん情が湧いてくるのであった。
演じられた小堺一機さんは、まさに適役だった。
ご本人もBW上演を観たときから、この役を熱望していたという話。

主演の藤原紀香さんに関しては、公約達成!とほめて差し上げたい。
課題のY字バランスとスプリッツが出来ていたからね。
『SHOW OFF』は「紀香さんがここまでやりました!!」というお披露目シーンになっていたと思う。
…なんて、上から目線で申し訳ない。
こんな書き方をしてしまったけど、メガヒヨは藤原紀香さんはかなり好き。
抜群のスタイルにあの美しいお顔。とても華がある方だからね。
ミュージカルの経験ゼロから今回ここまで演じられたのだから、次の出演舞台はもっと素晴らしいものになると思う。
大変楽しみ!!

他には、最近TVで見かけなくなったテツアンドトモさんがギャング役で出演していたのでちょっと嬉しかった。
あの人たちは歌が上手いし、動きも機敏だからね。
期待通り、いい仕事をされていた。

あと女性飛行士役の浦嶋りんこさん!
この舞台でも素晴らしい歌声を聞かせてくれた。
(というか本日は木の実さんが不調のせいか、本格的ミュージカル・ナンバーはこの方からしか聞けなかったり…(^-^;)

歌の面からすると少し欲求不満が残るけれど、舞台の構成や役者さんの演技で、楽しい観劇始めの時間を過ごせたのであった。

そうそう。
今年はBWの翻訳作品がたくさん上演されるみたい。
あちらで観た作品、観ていない作品と色々あるけれど、日本語での上演はやっぱりありがたいので足を運ぶことになると思う。
まず手始めは7月の「スペリング・ビー」かな。
チケット販売時には、いい席を取るため頑張りたいと思う。







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