メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ in SPAIN 23 《ホリデイ最後の夜編》

2012年03月31日 | メガヒヨのホリデイ

エル・エスコリアルからマドリッド市内に戻ったメガヒヨ。

マドリッド市に6泊も滞在しておきながら王宮を一度も見たことが無いのに気付き、慌てて見に行くことに。
RENFEのSol駅で降り、プエルタ・デル・ソルからアレナル通りを歩く。
間もなく見えてきた、王立劇場。


1850年竣工にしては古さを感じなかったな~。
欧州ではまだまだ新しい建物のうちに入るのかも。


次回は是非、観客として来てみたいな。


数々の演目のイラスト。
右下のトスカが笑える。オチを一言で語ってるってば!!


近くのお店ではバレエ衣装などの舞台用品が並べられていた。
子供用のチュチュ、可愛い!!


王宮側から見た王立劇場。
というか、こちら側が正面だった


王立劇場とオリエンテ広場を挟んでそびえるこの建物。
こちらがPalacio Real、王宮。


そしてこちらが無能王フェリペ4世の騎馬像。
というか4世でいいの? スペインのみなさん??
働き者の2世の方がいいんじゃないの?

王様ご本人の資質はともかく、このブロンズ像はとにかく立派。
馬の尻尾、帯のレースに至るまで繊細に再現されている。


広場のあちこちで見かけた、記念撮影用のトルソー。
観光地によくある顔だけ出すアレの豪華版。


夕方ということもあって、もう片付けの時間だったみたい。


こちらの王宮には現国王はお住まいではなく、郊外のサルスエラ宮殿にいらっしゃるとのこと。


記念撮影する際は、引いてあるラインより王宮に近づくことは出来ない。
メガヒヨはうっかり気がつかずにいて、注意されちゃった


中の人も記念撮影。
ここは人目があったから踊らなかったよ(笑)


内部は公開されているのだけれど、残念ながら見学時間は過ぎていた。
スペイン・ハプスブルク家の歴史をちゃんと学んだ上で、次回に訪れたいな。


王宮の周りにはこんなアラビア~ンな建物が。
イスラム諸国と地理的に近いんだな、と実感する。


王宮の外観をひととおり見終わった後。
夕飯の時間にはまだまだあるので、街をぶらぶらと歩く。


小道には手作りアクセサリーの仮設店舗が。
ダマスキナードがあれば買いたかったけれど、結局トレド以外で見ることはなかった。


フラメンコの劇場。
一人で観に来る場合は舞台に集中できるから、タブラオより劇場の方がいいな。
次回はそうしようっと。


近くのお店に陳列されていた闘牛士のコスチューム。
メガヒヨも一度着てみたい!


インテリアショップ。
こちらの方はキラキラしたものがお好きなのかな?
カトリック文化圏って感じがする。


さてさて、また来ちゃった! マッシュルーム屋さん。
メソン・デル・チャンピニオン♪


またもやマッシュルームをつまみにカヴァでぐびぐび
今回はたまたまカウンター隣に日本人一人旅の方が並んだ。
話しかけてみると、とてもいい方!
関西からいらしたオペラファンとのこと。


意気投合したので、サン・ミゲル市場で生ハムをつまみに舞台談義。
そのHさんのお話はとても興味深かった。
東西冷戦時代に旧東ドイツのドレスデンまでオペラを観に行き、危うく西側世界に帰り損ねそうになったエピソードは最高にクールだった!!


そんなこんなで話が盛り上がっていると、テーブル向かいの白人の女の子に日本語で声を掛けられた。
彼女はロシアからの留学生のNさん。
教授のJ先生とこれから和食ディナーに行く途中らしい。

旅行をした4~5月は、地震後ということもあって自分の国が消えてなくなるのではないかという恐怖心が常にあった。
だけどこんなに素敵な外国の女の子に関心を持ってもらえるなんて、日本もまだまだ捨てたものではないと嬉しい気持ちになれた。

それにしてもNさん。
ロシア人であり日本語が堪能、しかもスペインに留学ということは、少なくとも三ヶ国、英語も加えたら四ヶ国語に通じているということかな。

これだけ長く生きているのにも関わらず、英語さえ克服できずにいるメガヒヨ。
この出会いは大いに刺激となった。
言葉が出来ればそれだけ世界が広がるものね。

スペイン旅行の最後の夜。
様々な方々とお話出来て、一人旅のメガヒヨはとても楽しい時間を過ごした。
思い返すと、これも天からのごほうびだったのかも!! 
そして自分も、人様にとっていい思い出の一部になれるような人間でありたいと思うのであった。



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