私は読書家ではないのですが、新聞を読むのが大好きで新聞小説も最低1本は読んでいます。
辻原登氏の「陥穽」は明治維新の頃、日本外交の礎を築いた陸奥宗広の青春期までを描いて
ありました。コツコツ読んでいましたが浅学微才の私にはかなり難しいものでした。
その頃の歴史には弱いのですが、勉強になりました。
本棚の終活整理をしていた時に、外交官で評論家の岡崎久彦氏の書かれた陸奥宗光(上・下)を
発見したことを思い出し手にしました。岡崎久彦氏は、外交官として在タイ、サウジアラビア、
イエメン大使などを歴任され又評論家としても活躍された超秀才でエレガントな風貌の方でした。
残念ながら2014年に84歳でお亡くなりになっています。
今回知ったのですが岡崎久彦氏の祖父の岡崎邦輔氏は陸奥宗光の従弟に当たるとのことで
外交官を目指されたのも外交官になられてからも陸奥宗光の影響が強かったのではと思いました。
上下で5~6センチ厚さの著書ですが、分かりやすい文章ですので、その内にパラパラと
読んでみようと大切に保管しています。