全日本フィギュア選手権男子

こんばんは、メーヴェです。

全国的にメリークリスマスです。

さて、みなさま、全日本フィギュアご覧になりましたか？
（と、国民的行事を完全にスルー）

男子のショートプログラム、フリースケーティングが終了し、
トップ３は、順当といえば順当に、高橋選手、小塚選手、羽生選手が表彰台。

表彰式の模様を見てしみじみ思ったのは、羽生くん背が大きいです…
３位の位置なのに他の２人と頭の高さがそろってる(笑)。

順当といえば順当な結果でしたが、内容は非常に盛りだくさんで、
高橋選手がＳＰで４回転を成功させて記録的なスコアをたたき出したり、
小塚選手がＳＰ、フリーともに、ＧＰシリーズよりも
完成度をぐぐっと上げた演技で魅せてくれたり（シーズンベスト？）、
羽生選手がＳＰで失敗した４回転をフリーで決めてくれたりと
見所満載、白熱の一戦でした！

特に目を奪われたのが、今回は小塚選手。

ＧＰシリーズは悔しい結果に終わりましたが、練習を積み重ねてきたのでしょう、
期待以上の演技で、ここまでモノにするとはさすが…
彼はやはり、自分の才能を、努力によって磨くことのできる選手で、
今季の課題として掲げた「表現力」をしっかりとその手に掴んで
この全日本のリンクに立ってくれました。

これまでは高度な技術への評価が高かった小塚選手ですが、
今回はそれに動きのしなやかさ、音楽との一体感などがさらに加わって、
「演じる」という言葉がしっくりくる、気持ちのこもった演技でした。

客席からの拍手も、今まではジャンプやスピンなど、
技を決めた時の拍手が中心だったのが
今日の演技では、音楽に合わせてターンをするような
振り付けの見せ場の部分で自然に拍手が響いたり、というような、
これまでのスケーティングとは違う印象でした。

演技後の「今までの中で一番気持ちよく滑れた」というコメントが
頼もしいです…さらなる飛躍に期待してます！

高橋選手はフリーで思いがけず「３コケ」（とインタビューで言っていました）
ＳＰが良かっただけにもったいない…
世界選手権ではぜひ、パーフェクトな演技を見てみたいです。

羽生選手はジャンプのミスは出たものの、堂々の３位。

冒頭４回転成功させたり、３連続ジャンプを飛んだりと攻めの姿勢で、
途中まで順調だったのですが、
後半のスピンで一瞬足をついてしまったシーンがあり、
足にきてるのかな、と思った直後、３回転の予定が１回転に。

技術面は申し分ないのですが、やはり課題はありますね…
後半、ジャンプのミス以外も、動きに疲れが出ている印象を受けました。

本人とても悔しそうだったけど、キスアンドクライ（点数を待つところ）での
笑顔は非常に好感度が高いと思います(笑)。

来年の世界フィギュア出場選手はこの３選手で決定でしょうか。
どんな演技を見られるか、とても楽しみです。


明日は女子のフリーがありますので、お見逃しなく！