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モダニズム運動の父ルベン・ダリオ

2010-05-02 | 番外編 ★ロシア以外★
もう少しだけメキシコシティについての記述を続けさせてください。

緑が多く、見るからに高級そうな住宅や、モダンなつくりの大手企業のオフィス・ビルが立ち並ぶポランコ地区を歩いていたら・・・発見しました!
憧れの詩人ルベン・ダリオの胸像を!!!

ボルヘスやマルケスなどによって確立されたラテンアメリカの「魔術的リアリズム」文学が世界的に大ブームを引き起こしたことにより、日本でも「中南米文学」は大変注目を集め、へたするとスペイン本国の文学よりもよく読まれるようになりました。
特にマルケスの『百年の孤独』は、まさにラテンアメリカ文学大ブームの象徴的存在になったといえます。

しかし実は・・・ボルヘスやマルケスが登場する前にも、ものすごい巨匠が中米のニカラグアで誕生しているのです。
それがルベン・ダリオです。
残念ながらルベン・ダリオの存在は、ボルヘスやマルケスほど日本では知られていません。

ルベン・ダリオは、スペイン語圏のモダニズム運動の父と呼ばれており、19世紀のラテンアメリカ文学、そして更には19世紀末のスペイン本国の文学に多大な影響を与えました。
神童と呼ばれたルベン・ダリオ。
ウィキペディアによれば「 3歳で読み書きを覚え、スペインの古典喜劇やホラー小説を朗読していたと言われる。 13歳になると少年詩人として中米にその名が知られるようになった。 15歳でニカラグア大統領の秘書を務め、王立図書館に勤務した。」とのこと。

15歳でニカラグア大統領の秘書を務めるとは・・・半端ではないですね!

ルベン・ダリオの胸像の背後には、通りの名称なのでしょうか、建物に「ルベン・ダリオ123」と書かれているのが見えます。
そのロゴも、アールデコ風というか、しっかりモダニズムしています。



そしてこのルベン・ダリオの胸像のすぐ近くに、もう一つ面白い像を発見!
「偉大な風刺画家RAFAEL FREYRE に捧げられた"La Ranita"(カエルちゃん)」。
この眼鏡をかけて少し出っ歯のカエルさんは、びんびん行きかう車の間をぬってたどりつかなければいけないような微妙な場所に設置されており、近づくのに少しばかり「覚悟」が必要でした。



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