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ボニーM

2010-05-27 | ★音楽★
ところで「ポップス」「西側の流行」ということであれば、筆頭クラスは・・・何と言っても1970年代に世界中にボニーM(Boney M.)旋風を巻き起こした西ドイツ出身のディスコバンドが挙げられます。
『怪僧ラスプーチン』などの名曲で、日本でもよく知られているグループです。

ソ連が「鉄カーテン」の向こう側にある国だった頃、その「鉄カーテン」を「ぶち破って」はじめて大々的なツアー公演を行うことが許された最初の西側のポップスアーチストが、このボニーMでした。

1978年、当時のブレジネフ書記長直々の許可を得て、ボニーMはロンドンからモスクワにソ連から派遣された「特別機」で入ったそうです。
当時ポップス系の舞台として最も由緒あるものとされていたのが、ロシアホテルの中にあるホールだったのですが(日本でいう「武道館ホール」のようなものでしょうか)、そこでボニーMは10回公演を行っています。

その時の闇チケットの価格は、ソ連の人々の、平均月給の三倍の額まで達したとのこと。
しかもそれでも瞬時に完売。
また、メロディア社はボニーMのアルバムを10万部発売したのですが、それも瞬く間に完売してしまったそうです。

ボニーMはこの時、クレムリン前の赤の広場で、西側のバンドとしてはじめて、ビデオクリップを撮影することを許されました。


(写真はこちらから)

この歴史的な1978年のボニーM、12月ロシア公演の模様は、YouTubeにアップロードされている『怪僧ラスプーチン』のクリップで観ることができます。

ちなみに1978年のモスクワ公演では『怪僧ラスプーチン』を演奏されなかったようです(歌詞の最後に出てくる”Oh, those russians…”という表現がひっかかったとのこと)。

ボニーMは、1986年に正式に解散宣言を行っていますが、実際にはその後もメンバーのそれぞれがボニーMを名乗って活動を続けていたようです。
そして、2006年にはボニーMの結成30周年記念CDアルバム”The Magic of Boney M ”を発売して、それが世界的な大ヒットになりました。

2007年、2009年にモスクワやペテルブルクで大きなコンサートが開催されるほど、ロシアでは今でもボニーM人気、根強いものがあります。

(トップの写真はこちらから)

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