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もみの木祭り

2010-01-05 | ★その他もろもろ★
ロシアの子供たちにとって、お正月の最大のイベントのひとつである「もみの木祭り」。

「もみの木祭り」は、もみの若木を飾りつけ、それを囲んで歌や踊りや色々なゲームが行われる子供のためのお祭りで、その際、マローズ(厳寒)じいさんが子供たちにプレゼントをあげるのがこのお祭りのクライマックスです。
所謂、西洋のクリスマスの、ロシアバージョンとでも言いましょうか。

マローズじいさんは最初からその場にいるのではなく、子供たちに「呼ばれて」登場します。
そしてマローズじいさんの孫娘であるスネグーラチカ(雪娘)は、子供たちとマローズじいさんの間をつなぐ、マローズじいさんのアシスタント的な役割を果たします。

実は1920年代中頃から1935年までの間は、「もみの木祭り」は「宗教の一種」であるとして、宗教を弾圧しているソ連政府によって祝うことが禁止されていました。
しかし1935年に、子供たちの祭りとして「もみの木祭り」が正式に解禁され、それ以降は(宗教色は払拭された形で)子供たちにとっての最大のイベントとなりました。
今日にいたるまでクレムリンの大宮殿で開催される「もみの木祭り」に行くことが、多くの子供たちの夢となっています。

尚、「もみの木祭り」で子供たちがマローズじいさんを「呼んで招待する」事の中にも、「祖先」を呼ぶ儀式を行うロシアの原始宗教の名残が見られます。そして、ロシアの原始宗教では、家を訪れる客人は誰もが「祖先から送られた人」として、喜んで迎え入れ、最大限にもてなさなければいけないとされていますが、その慣習もこのマローズじいさんを迎え入れる儀式の中に残っています。

トップの写真は、ソ連時代の「もみの木祭り」の様子です。
実は、この中にadmin(二人の内の一人)が混じっています。

「もみの木祭り」の雰囲気は今も当時も変わらないようです。


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