■詳細
出版社:角川ホラー文庫
発行年月:2004年7月
価格:580円
ジャンル:SF/ホラー
■感想
角川ホラー文庫から出ているけど、たぶんホラーじゃないんじゃないかなあ、なんて思いつつ読み始めたのだけど……。
この小説はタイトルにあるとおり、〈人面町〉という町を舞台にした連作短編集。
主人公の売れない作家が、奥さんの実家がある〈人面町〉という町で暮らしているのだ。
この〈人面町〉というのがヘンテコな町で、なんでもむかしは人面工場がたくさんあって、〈人面〉が大量生産されていたらしい。〈人面〉っていうのはなんだかよく分からないけど、いまでも工場はたくさん残っている。
そんなヘンテコな町だから、作家の日常も不可解なことだらけなのだった。
けっこうシュールな描写もでてくるけど、やっぱりホラーではないなあ。少なくとも、怖くてトイレにいけなくなるような本ではない。まあ、ホラーじゃないなら何なのかときかれても、困るけれど。
いずれにしろ、読んでいて不思議と懐かしさを覚える心地よい作品だった。
■満足度
(7)
出版社:角川ホラー文庫
発行年月:2004年7月
価格:580円
ジャンル:SF/ホラー
■感想
角川ホラー文庫から出ているけど、たぶんホラーじゃないんじゃないかなあ、なんて思いつつ読み始めたのだけど……。
この小説はタイトルにあるとおり、〈人面町〉という町を舞台にした連作短編集。
主人公の売れない作家が、奥さんの実家がある〈人面町〉という町で暮らしているのだ。
この〈人面町〉というのがヘンテコな町で、なんでもむかしは人面工場がたくさんあって、〈人面〉が大量生産されていたらしい。〈人面〉っていうのはなんだかよく分からないけど、いまでも工場はたくさん残っている。
そんなヘンテコな町だから、作家の日常も不可解なことだらけなのだった。
けっこうシュールな描写もでてくるけど、やっぱりホラーではないなあ。少なくとも、怖くてトイレにいけなくなるような本ではない。まあ、ホラーじゃないなら何なのかときかれても、困るけれど。
いずれにしろ、読んでいて不思議と懐かしさを覚える心地よい作品だった。
■満足度
(7)