Newminster - No. 403 Superior Round Slices バルク

2019年　10月

今回は　Newminster - No. 403 Superior Round Slices

バルクのコインカットシリーズ　として取り敢えず最後のレビューです
バルクとしては
Peter Stokkebye - Luxury Bullseye Flake
Comoy's of London - Cask #7 Single Coin Sliced

と順に来て　これがとりあえずの最後となります。
一般的評価の順に
LBF　⇐　Cask＃7　⇐　当ブレンド　となっていて　一般的に　LBF　が一番売れています

確かに一番甘くて喫いやすいのが　LBF　なのですが
私的評価としては　Cask#7　の方が好みだと思います
さっぱりとして飽きが来ないところがいいと思いました。

しかし　当ブレンドも　低い評価とは裏腹に
かなり面白いと思いました。
少しタバコとしては強いのですが　味のメリハリも効いていて
やはり　後味が良く　ついつい手が伸びてしまいそうなタバコだと思いました。
その辺りを探ってみます


　　


みんな似たようなコイン状になっていますが
こちらは　後づめではなく
ケンタッキーを　中に入れてバージニアで巻いたものの様です。
コインの形は小さく少し歪ですが　2～3枚くらいで　1ボウル分かと。

私の場合は　このコインを　手のひらでこすり合わせてほぐして喫った方が
甘みが強く出て美味いと思いました。
火付きも良く　簡単に燃えてくれますが　火持ちはすこぶる良いです。
静かに喫ってやるのがいいと思います。


葉組を見ると
Kentucky, Virginia
　となっていますが　ペリクのような酸味とレーズン　プラム　のような
甘味を感じました･･･。


問題の　感想　　　　となります

困りました･･･　このタバコ結構美味いじゃないですか･･･　予想外ですこれは･･･。
いちばん評価が低いのですが　一番美味いかもしれません･･･私的感想。

最初から
点火をするとまずやって来るのは　シトラスのスーッとする香りとともに　バージニアの
軽い甘さとなります。さほど強くはありませんが　はっきりそれとわかる甘さですね。
トッピングされたような　特別な甘みなどではありません
ごく自然で穏やかな甘みです。

ケンタッキーも　相当入っていますから　そちらの味わいが来るのですが
思っていたほど強いわけではありません･･･。
皆さんこのケンタッキーに　なにかトッピングをしていると書いておられますが
この私にはよく分かりません･･･

ケンタッキーの　ガツンと来る強さはさほど感じられなく　
若干の　ナッツの香ばしさと　バターの様な少しオイリィな味わいがあるのですが
それよりも　ペリクのような　少しピリッとするスパイスの香りと
酸味　そして　その酸味により増幅される　ダークフルーツのような深みのある甘みが
来ますね。　例えるなら　やはり　レーズンとプラム　でしょうか。

この辺りの味わいを演出するのが　何かのトッピングなのかもしれませんが
ごく自然な味わいで　違和感は全くありません。

JimInksさんは　ナツメグ　が入っているのではないかとおっしゃってますが
確かにピリッとする感じと　少し塩味のあるまろやかな旨み　という点で
それもあるかもしれませんが　よくわかりません。

製造元の　Villiger　というのは　スイスのタバコ店で　葉巻が有名ですが
このタバコは　そういった葉巻のような味わいを少し感じます
ケンタッキーの部分に少しだけそういった味わいを感じます

意外と甘みもはっきりしていて　このケンタッキーによるたばこ感と　
うまくマッチして　結構な満足感が得られるようです。

ニコチンは　前述のタバコと同じ位か少し強い位でしょうか
タバコ感は強いので　甘さがあまりないように思われがちですが
そんなことはなく　丁度良い結構深い甘味もあるようで
後味もよいので　美味しいと思いました。

けっして　評価が低くなるようなタバコではないと思いました。


そうして見ると　これらの　3ブレンドは　みなそれぞれ特徴があって
しかもなかなかのブレンドであるということの様です。
もちろんやっすいバルクとしては　ということですが･･･。


ややスパイシーで癖のあるのが　このブレンドですが
其れさえ気にならなければ　かなり美味いのかもしれないと思いました

LBF　のように　マイルドな甘みに満ち溢れているタバコが人気なのでしょうが
やはりこの私は　残りの2ブレンドを押します
カスクの方が　喫いやすいとは思いますが
こちらも捨てがたいです

もちろんこれはこの私だけの好みとなるのですがね。
値段が安いので　たくさん買い込んでも面白と思います

そんな感想になります
それでは　また