Peter Stokkebye - Luxury Bullseye Flake

2019年　10月

今回は　コインカットシリーズ　ということで
バルクの　Peter Stokkebye - Luxury Bullseye Flake
をとりあげてみました

Peter Stokkebye　というと　バルクタバコしか知りませんが　オーリックの子会社。
なので　エスクード　とか　フレイクメダリオン　とかに似ているのもうなづけます
事実　その形態は　全くそっくりですね。
しかし　形態と作り方は同じなのかもしれませんが
味わってみた感じでは　やはり缶入りの高級タバコとは味の深みが違うように感じました。

むしろ　同じくバルクの人気商品である　Luxury　Navy Flake　に似ている感じです
ただ　詰ものである　ブラックキャベンディッシュ　のまろやかな甘みが違いになります。



冒頭の写真のようなきれいなコイン状ではありませんが　おおむねそんな感じで
バルクの輸送途中で　少しばらけたのでしょう
大きな問題ではありません。

この　LBF、　LNF　と同じように薄いフレイクなのですが
あまりほぐさない方が良いようです
私の場合だと　雑にく二つ折りにして大きく2～3回程軽く指で挟んで揉む程度。
まんなかのBCのところもポキッと割る程度にして　無雑作に詰めます。
この時大事なことは　スカスカに詰めることです　決して固く押してはいけません
最後に小さくばらけたところを上に詰めてお終いです。

必要ならば少しだけ乾燥させたほうが良いかもしれません。
1枚で　丁度中くらいのボウルにぴったり詰まるので　そういった意味でこのような形態に
なっているのかもしれません。

細かくほぐしすぎると　燃焼が進み　少し雑味が出てくるようなので
出来るだけフレイク状の密のまま喫ってやったほうが　より甘みだけが味わえますので
いいと思います。


今更ながらの　　　感想　となります

Escudo　の値段の　ほぼ半分ですから相当安いのですが　値段の割にかなり美味いタバコ
である　というのが率直な感想となります。

喫い比べると　大味なところがあって　これは･･････と思ってしまうのですが
冷静に味わってみると　甘味もしっかりと出ていて所々に来る　BC　の少しまろやかさも
感じられ　楽しめるタバコだと思いました。
値段の事を考えると　大満足と言えるのですが　やはり少し物足りなさを感じます。
その辺りを考えてみます


火付きは悪くないので　直ぐに点火できるのですが
点火と伴に　バージニアの甘さがやって来ます
最初は軽く　次第にその甘さはグラスの香りと伴に増幅して行きます
ペリクはさほど強めではありません　ややレーズンの味わいと伴に味に深みを与えるようですが　わずかに　というところでしょうか。

少し味わいに粗いところがあって　時折雑味が来るようです
甘味はたっぷり感じるのですが　タバコ本来のナチュラルな甘みというよりも
やや人工的な　糖蜜の様な甘味を感じるようです
そのことは　舌に残る雑味となって表れるようです
そこが一番気になるところでしょうか･･･。　甘いんだけどね

BC　の甘味はマイルドでクリーミィです　バニラが少し入っているのかもしれませんが
気にはなりませんね　問題は無し
その　BC　のやんわりとした甘味が　本来の　VaPer　の甘味と合わさって
何とも言えない独特の味わいを感じさせます　延べたんではなく時折強くそれを感じるので
いい意味　変化があって猶更いいと思います。

しかし　残念な所は　レッドバージニアの　熟成した　ヘイの香りに乏しいということです
あの満足感のある　アーシーなタバコ感が　あまり感じられません
そのへんが　このタバコの満足感となって現れるのではないのでしょうか。
雑味と少し粗い所を感じるのも減点です。


熟成をさせると良いのかもしれませんが　本当に美味しくなるかは分かりませんね･･･

しかしながら　良い詰め方をして　喫ってやると　いつでも強い甘味を感じるので
気軽に喫える美味しいタバコではあると思います。

LNF　と比較すると
あちらは　味と甘みにエッジが起っている感じなのに対して
こちらはマイルドでクリーミィ　その辺が違いです
どちらも甘みが強くて　うまいのですが
ガツーンとした味を求めるなら　LNF
甘味と味に厚みを求めるのなら　LBF　
ということになるのでしょうか。

以前はこの私は　LNF　のほうが良かったのですが
今こうしてまた喫ってみると　LBF　の方が好きかもしれません


いずれにしても　この価格帯で　このバランスの取れた味わいは
バルクタバコの名品と言えます
LNF　とともに万人に好まれる　人気商品であるのも　うなずけます。

それで満足出来るのならば十分なタバコですね。

それでは　また