鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

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ホオジロガモ2023 11/22 ホオジロの幼鳥はオス メスの成鳥もいました

2023年11月23日 | ホオジロガモ
2023/11/23

この日は前回見たホオジロガモの幼羽をまた見ることになりました
虹彩の色が暗黄褐色に濁っていますので幼羽であることは間違いがなく
嘴も全体的に黄黒色なのでメスの成鳥でもないことは明白です

ただ 幼羽でもメスなのかオスなのかがよくわからなかったのですが
この日はこの個体がオスの幼鳥でありこれから第一回目の冬羽を迎えるオスであることを確信することになりました。

同じ幼鳥でもオスとメスには違いがあって オスの場合はメスより大きくがっしりとしています
虹彩はどちらも暗く濁っていますが くちばしに違いがあるようです
オスの場合はくちばしも大きめで幅があってがっしりとしており
頭の形もメスに比べ幅広くなだらかな印象になります

また首から胸にかけ白い部分がお腹までつながってゆくのがオスになります
この特徴は成鳥のオスにも言えますが 幼鳥の場合はグレーの幼羽が次第に白くなってゆくようです
メスの場合は首の下の白いところは少しだけでその下のグレーの羽で分断されるようです
その辺りを見てゆけば判別できそうです

大きさは近くに比較する対象物がないとできないのですが この日は近くにキンクロハジロがいて
このホオジロの個体がかなり大きな印象があって 首も長く感じ入りました

またオスの第一回目の冬羽への冠羽の時に オスの特徴である目下の白いマークが現れる個体があるようで くちばしの根元からわずかにですが白い班が現れてきているように見えました
この個体では特に顔の左側にそれを見ることになりました

これらの点を考えるとこの個体がオスの幼鳥であると確信することになりました。
この外にも別の場所で メスの成鳥の個体を2羽観察することになりましたが
1羽は虹彩が少し黄色みがかっていましたので この前に見たメスの成鳥とは違うのかなと思いました そんなお話になります





前回ホオジロの幼鳥を見たところと同じところになりますが
中の橋の少し東側の水の中にこの日もその個体を見ることになりました


首を伸ばして毛づくろいをしているのですが




虹彩の色は黒っぽく濁っており



 


前回見たホオジロの幼鳥であることがわかります

首も長く伸ばしており 少し大きな印象があります
肩羽と胴体の間に白い雨覆いは全く見えないのですが
左のくちばしの根元付近が少し白味がかっているようにも見えます(光線の加減でしょうか…)





ここでいきなり羽バタをするのですが





翼の上面中央部分にホオジロの特徴のある白い雨覆いが見えます






右翼の中央部に見えるのですが
一番下の白い次列風切とその上の大雨覆いの中間点に大雨覆いの黒い縁が現れます
これが成鳥の場合は黒いラインになって出てくるのですが 幼鳥の場合はここがミシン目のように
とぎれとぎれになって出てきます

そしてその上に黒く太く見えるのは中雨覆いになり
その上に小雨覆いが現れるのですが
この小雨覆いが成鳥の場合は真っ白いのですが 幼鳥の場合はここがグレーになります

なのでこの個体が幼鳥であることがすぐにわかるのですが
幼鳥ではオスもメスも共通の特徴になります
ですからこれだけではオスなのかメスなのかはわかりませんね




お腹は白いです
首にはまだグレーの羽が残っているのですが白いところとグレーのところが分断されているわけではないようです




ここで橋の方へ動き出すのですが 逆光になりますので暗いです…
  
暗いので虹彩も随分暗く見え成鳥のホオジロガモとはまるで違う印象です




近くに見えるのは

キンクロハジロになりますが このホオジロガモと同じくらいの大きさに見えます
ホオジロのメスにしてはずいぶん大きいと思います(実はオスだから当然か…)



こちらと比較するとその違いは

一目瞭然ですが



それにしてもこのホオジロの個体は





随分とくちばしが太く大きく見えますね
特に根元の部分が広く感じます
また頭も大きさがあって なだらかなカーブを描いているように見えます
メスの場合はもう少し厚みがなくとがっているように見えます

この辺りがオスの特徴なのかと思いました





  
少し光がよくなってきましたので首の下から胸にかけて白いのが目立つようです














胸が白いです まだグレーがかってますがお腹まで白いのがつながっているのがわかります







右側のくちばしの根元はあまりはっきりしないのですが
微かに根元にくちばしの基部をかたどるように白い線が見えるようです
これが頬に白い班が出来るオスの大きな特徴の前触れになるのですが
この個体ではその特徴は左側の方が顕著にみられるようです










こっち見てますが 頭の形がメスとちょっと違います



ここで反対側を向くのですが







ここは逆光が強いのですが の白い班がこちらの方がより見られるようです
といっても僅かに ということになりますが…



 


ここでこの個体とはお別れですが
ここまで見て この個体がホオジロガモオスの幼羽であることを確信することとなりました。

この後でメスの成鳥が2羽出てくるのですが
比較すると違いを感じることが出来ます




沼の東側は






ミコアイサがいるだけです
おそらくこの個体はオスだと思われます




先日も見た

スズガモになりますが 若ではないようです




カンムリを探しに中の橋から西側へ向かってゆきます
A-水門を越えてなおも行きますと



ポツンとこちらの岸辺に






ハジロカイツブリの姿がありました
A-中洲の方を見ているようですが










ずっと一人でいるいつもの個体だと思われます





この地点から向こう岸近くのところを見ると




白いカモが見えます
おそらくカンムリかと思うのですが この辺りの場所はDファミリーが幼鳥とともにいつも過ごしていたところになります(当時は水草のない水辺はこの辺りしかありませんでした)
なので D作かと思うのですが




そのカンムリは A-中洲に向かってぐんぐん泳いでゆきます




 



この顔を見るといつもの個体であることがすぐにわかるのですが1羽しかいないようです




中洲の脇には

ミコアイサたちが見えますが




その近くまでカンムリは




近づいて行きのんびりと過ごしています
この中にホオジロもいたように見えましたが定かではありません




先ほどのハジロカイツブリもまだ




近くに見えます



少ししてA-中洲の方から A-水門に向かって近づいてくるカモがありました
そちらが







じつはホオジロガモのメスの成鳥だったんですね
くちばしの先がオレンジ色です



いったん見失ったのですが
すぐ近くに顔を出します









この個体成鳥のメスなのですが 虹彩が少し黄色いです
いつも見る白い虹彩のとは違って見えます


さっきのオスの幼鳥と比べるとくちばしも小さく頭の形がゴロンとしているように見えます




ドボンをして また



姿を




見せ


また

潜るのですが



次に顔を出したときには


もう1羽別のホオジロの姿も見えました




奥の方が虹彩が白いです



2羽は並んで遠くに

遠ざかってゆくのですが







どちらもくちばしの先がオレンジ色のメスの成鳥かと思われますが
虹彩の色が手前のが黄色くて
先日見た3羽の個体とは違うのかなと思いましたが定かではありませんね




この日はホオジロのモエレとなりましたが
オスとメスの違いを感じることとなりました
それでは また

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