2022年 11月
今回は Low Country Pipe & Cigar - Atalaya (Limited Edition)
C&D とは深い関係のあるLow Country Pipe & Cigar の新しいブレンドでもあり 限定版の発売となっております 5000缶の限定ですぐに売り切れるかと思いましたが いまだにSPDC には在庫が残っていますので 人気のなさが伺えます…
2018年のイズミルと 2019年のBasma のオリエントに
2019年のレッドと少量のブライトバージニアに 2019年のレッドによるダークバージニアを使用しています
そして このところの定番の純正のSt.James ペリクを使った VaPerOri となっておりますので
美味くないわけがなさそうですが意外と人気がないようです
同じLow Country においては Waccamaw(ワッカモー)もあり
同じようにオリエントとターキッシュを使用したVaPer になってます
イズミルを利かしたWaccamaw になりますが バージニアのトーンはダークな印象になるところは同じなのですが あちらはニコチンも強くもっとバージニアが全面に出た印象になり
当ブレンドとはかなり味わいが違うと感じました
当ブレンドから受けるバージニアの印象はかなり異なります
その辺りの違いをもう少し考えてみます
参考にした記事は
Low Country Atalaya: Blending The Familiar And The Exotic
October 14, 2022 by Chuck Stanion
Tasting Notes: Low Country Atalaya
October 12, 2022 by Shane Ireland in Tobacco Talk
いつものお二方になります
Aataraya(アタラヤ)
この私なんぞ この言葉を聞くと速攻で思い浮かべるのは
中西礼と鈴木邦彦の作詞作曲で 黛ジュンが歌って大ヒットさせた
恋のハレルヤになりますね
アタラヤ~~花がちいぃっても~~ なんてね (*'ω'*)
中西礼さんの満州からの引き上げ体験の時の子供の心情を歌にしたものだそうですが
黛ジュンさんのあのエグミのある唄声がこの私の心にグサッと引っかかった
黛ジュン最高のヒット曲と思いますね(なんとも言われんいい曲です)
それが 1967年のことになります
このブレンドの名前のアタラヤの方は サウスキャロライナの歴史的ランドマークであり
有名な建物の名前だそうです 販売店のある所からはそう遠くないところにその建物はあるそうです
1931~1933にかけて建造されたこの物見の塔になりますが
現地の人の労働を創ったようです
ニューヨークの慈善家である 左のアーチャー ハンティントンと妻の彫刻家である アンナが
冬の間ここに住んだそうです(別荘やな)
実はこのブレンド2缶目を喫い終わりそうなのですが
なかなかレビューに困るブレンドかと思いますね…
美味いんだけど厚みが足りないというか どこか頼りないところを感じるようです
その辺りが人気のあまりない原因になっているのかと感じます
このブレンド
シリアルナンバーも打たれていませんので手抜き感があるのですが…
乾燥の良いフレイクというかブロウクンフレイクになっていて
ややパサパサで葉脈もたくさん入っておりぱっぱ自体がクズっぽいのが気になります
そこがこのブレンドの厚みのなさの原因になるかと思います 美味いんだけどね…
感想
このフレイクはかなり崩れているのですが そのまま軽く詰めた方がいいと思います
その方が雑味も出ませんし本来の味わいが来ると思います
どちらかというと甘さはさほど強くはありません
それよりもペリクとイズミルの酸味が強く感じられ
さらにダークバージニアのケチャップならぬ ビネガーのような酸味を強く感じることになります
オリエントとペリクによるスパイシーな味わいも強く感じられますので
バージニア自体の量は多いはずですが もっと違う味わいのブレンドになるかと思いますし
それが当ブレンドの大きな特徴になるかと思うのですが
バージニア自体の厚みのなさをそこに感じるところがもう一つイケてない理由になるかと思います
点火とともに
ブライトバージニアの軽いシトラスとペリクの酸味を伴う清涼感がやって来ます
このペリクあの純正のペリクだそうですが さして強いものではありません
しかしやはりしっかりとその存在を感じることになります
ペッパーも強くなく レーズンプラムイチジクのあの香りになりますが
クールな味の濃さを感じることになります
いいのではないかと思いますね ペリクが強すぎてもいけませんね
肝心のバージニアがおとなしいと感じます
レッドのピカンティな酸味のある味わいにかけるようです
ブライトも入っていますがさほど感じるわけでもなく
全体を支配するバージニアはレッドのダークバージニアとなります
ここがこのブレンドの大きな特徴と問題点となるようです
キャベンディッシュのレッドバージニアであるのかはよくわかりませんが
強いビネガーの風味を感じることになります
マクレのBlackWoods Flake のような強いケチャップの風味程ではありませんが
おそらく同じように加工されたケチャップほどではない酢の風味がこのブレンドの特徴になります
この酢のような酸味が甘さを引き立てるのですが サワードウのような酸味のあるパンの風味に似ているとシェーンアイルランドさんは言っておられます
この私サワードウは食べたことはありませんが酢の風味は感じます
その反面 本来のバージニアの風味に欠け厚みのあるタバコの風味に欠けることになります
どうもこのブレンド フレイクの状態を見ると葉っぱ自体も小さくクズの葉っぱのように思えてきます
そこのところがバージニア本来の風味に欠ける理由なのかと勘繰ってしまいますね…
イズミルとバスマはすぐにその存在を現しますが
どちらかというと香りの広がりに欠けるような気がします
それよりもどちらかというとよりスパイシーな風味が強いでしょうか
イズミルの方からは軽い甘みと酸味を強く感じることになり
バスマの方からは少しオイリーな風味を感じるのですが強いものではありません
ボウルが温まるとこのオリエントのスパイシーさが起ってくるので
バージニアの風味よりもスパイシーさを感じるブレンドと言えるでしょうか
開缶直後は 少し粗さを感じましたのでその分少し安っぽさも感じましたが
少し時間が経つと一体感が出てきますのでよりおいしくなったようです
相対的には酸味が強めに感じられるブレンドとなっており味は濃く十分美味いです
ただマクレのケチャッピーな風味と似たビネガーの風味を感じますので
よりナチュラルなバージニアの風味には欠けるところがあります
その辺りの味わいとバージニア本来の風味に欠けるところがありますので
そこがこのブレンドのイケてないところになります(私的感想)
オリエントもどちらかというとスパイシーに傾いていますので
本来の柔らかな甘さと香りの広がりが欲しいところです
比較すると Anthology の方がずっと美味いと思いましたが
あちらの方にはオリエントは入ってませんね
当ブレンドはダークバージニアを起用した酸味の強い味の濃いブレンドになります
オリエントがもう少し香ればよいのですが バージニアの役者不足は否めないようです
そこが残念なところですが けっしてまずいブレンドではなく充分美味いかと思います
そんな感想となりました
それでは また
今回は Low Country Pipe & Cigar - Atalaya (Limited Edition)
C&D とは深い関係のあるLow Country Pipe & Cigar の新しいブレンドでもあり 限定版の発売となっております 5000缶の限定ですぐに売り切れるかと思いましたが いまだにSPDC には在庫が残っていますので 人気のなさが伺えます…
2018年のイズミルと 2019年のBasma のオリエントに
2019年のレッドと少量のブライトバージニアに 2019年のレッドによるダークバージニアを使用しています
そして このところの定番の純正のSt.James ペリクを使った VaPerOri となっておりますので
美味くないわけがなさそうですが意外と人気がないようです
同じLow Country においては Waccamaw(ワッカモー)もあり
同じようにオリエントとターキッシュを使用したVaPer になってます
イズミルを利かしたWaccamaw になりますが バージニアのトーンはダークな印象になるところは同じなのですが あちらはニコチンも強くもっとバージニアが全面に出た印象になり
当ブレンドとはかなり味わいが違うと感じました
当ブレンドから受けるバージニアの印象はかなり異なります
その辺りの違いをもう少し考えてみます
参考にした記事は
Low Country Atalaya: Blending The Familiar And The Exotic
October 14, 2022 by Chuck Stanion
Tasting Notes: Low Country Atalaya
October 12, 2022 by Shane Ireland in Tobacco Talk
いつものお二方になります
Aataraya(アタラヤ)
この私なんぞ この言葉を聞くと速攻で思い浮かべるのは
中西礼と鈴木邦彦の作詞作曲で 黛ジュンが歌って大ヒットさせた
恋のハレルヤになりますね
アタラヤ~~花がちいぃっても~~ なんてね (*'ω'*)
中西礼さんの満州からの引き上げ体験の時の子供の心情を歌にしたものだそうですが
黛ジュンさんのあのエグミのある唄声がこの私の心にグサッと引っかかった
黛ジュン最高のヒット曲と思いますね(なんとも言われんいい曲です)
それが 1967年のことになります
このブレンドの名前のアタラヤの方は サウスキャロライナの歴史的ランドマークであり
有名な建物の名前だそうです 販売店のある所からはそう遠くないところにその建物はあるそうです
1931~1933にかけて建造されたこの物見の塔になりますが
現地の人の労働を創ったようです
ニューヨークの慈善家である 左のアーチャー ハンティントンと妻の彫刻家である アンナが
冬の間ここに住んだそうです(別荘やな)
実はこのブレンド2缶目を喫い終わりそうなのですが
なかなかレビューに困るブレンドかと思いますね…
美味いんだけど厚みが足りないというか どこか頼りないところを感じるようです
その辺りが人気のあまりない原因になっているのかと感じます
このブレンド
シリアルナンバーも打たれていませんので手抜き感があるのですが…
乾燥の良いフレイクというかブロウクンフレイクになっていて
ややパサパサで葉脈もたくさん入っておりぱっぱ自体がクズっぽいのが気になります
そこがこのブレンドの厚みのなさの原因になるかと思います 美味いんだけどね…
感想
このフレイクはかなり崩れているのですが そのまま軽く詰めた方がいいと思います
その方が雑味も出ませんし本来の味わいが来ると思います
どちらかというと甘さはさほど強くはありません
それよりもペリクとイズミルの酸味が強く感じられ
さらにダークバージニアのケチャップならぬ ビネガーのような酸味を強く感じることになります
オリエントとペリクによるスパイシーな味わいも強く感じられますので
バージニア自体の量は多いはずですが もっと違う味わいのブレンドになるかと思いますし
それが当ブレンドの大きな特徴になるかと思うのですが
バージニア自体の厚みのなさをそこに感じるところがもう一つイケてない理由になるかと思います
点火とともに
ブライトバージニアの軽いシトラスとペリクの酸味を伴う清涼感がやって来ます
このペリクあの純正のペリクだそうですが さして強いものではありません
しかしやはりしっかりとその存在を感じることになります
ペッパーも強くなく レーズンプラムイチジクのあの香りになりますが
クールな味の濃さを感じることになります
いいのではないかと思いますね ペリクが強すぎてもいけませんね
肝心のバージニアがおとなしいと感じます
レッドのピカンティな酸味のある味わいにかけるようです
ブライトも入っていますがさほど感じるわけでもなく
全体を支配するバージニアはレッドのダークバージニアとなります
ここがこのブレンドの大きな特徴と問題点となるようです
キャベンディッシュのレッドバージニアであるのかはよくわかりませんが
強いビネガーの風味を感じることになります
マクレのBlackWoods Flake のような強いケチャップの風味程ではありませんが
おそらく同じように加工されたケチャップほどではない酢の風味がこのブレンドの特徴になります
この酢のような酸味が甘さを引き立てるのですが サワードウのような酸味のあるパンの風味に似ているとシェーンアイルランドさんは言っておられます
この私サワードウは食べたことはありませんが酢の風味は感じます
その反面 本来のバージニアの風味に欠け厚みのあるタバコの風味に欠けることになります
どうもこのブレンド フレイクの状態を見ると葉っぱ自体も小さくクズの葉っぱのように思えてきます
そこのところがバージニア本来の風味に欠ける理由なのかと勘繰ってしまいますね…
イズミルとバスマはすぐにその存在を現しますが
どちらかというと香りの広がりに欠けるような気がします
それよりもどちらかというとよりスパイシーな風味が強いでしょうか
イズミルの方からは軽い甘みと酸味を強く感じることになり
バスマの方からは少しオイリーな風味を感じるのですが強いものではありません
ボウルが温まるとこのオリエントのスパイシーさが起ってくるので
バージニアの風味よりもスパイシーさを感じるブレンドと言えるでしょうか
開缶直後は 少し粗さを感じましたのでその分少し安っぽさも感じましたが
少し時間が経つと一体感が出てきますのでよりおいしくなったようです
相対的には酸味が強めに感じられるブレンドとなっており味は濃く十分美味いです
ただマクレのケチャッピーな風味と似たビネガーの風味を感じますので
よりナチュラルなバージニアの風味には欠けるところがあります
その辺りの味わいとバージニア本来の風味に欠けるところがありますので
そこがこのブレンドのイケてないところになります(私的感想)
オリエントもどちらかというとスパイシーに傾いていますので
本来の柔らかな甘さと香りの広がりが欲しいところです
比較すると Anthology の方がずっと美味いと思いましたが
あちらの方にはオリエントは入ってませんね
当ブレンドはダークバージニアを起用した酸味の強い味の濃いブレンドになります
オリエントがもう少し香ればよいのですが バージニアの役者不足は否めないようです
そこが残念なところですが けっしてまずいブレンドではなく充分美味いかと思います
そんな感想となりました
それでは また
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